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うたのえほん

1961年開始のNHKのテレビ番組、また『おかあさんといっしょ』の1コーナー ウィキペディアから

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うたのえほん』は、NHK総合テレビジョン1961年昭和36年)4月3日から1966年(昭和41年)4月2日まで放送された幼児向け番組である。ここでは、同月から1976年(昭和51年)3月まで放送された『おかあさんといっしょ』内の一コーナーとしての『うたのえほん』についても触れる。

概要 うたのえほん, ジャンル ...
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概要

1959年の『おかあさんといっしょ』開始から2年後の1961年、当時NHKラジオ第1放送で放送されていた『うたのおばさん』にあったうたの要素に、たいそうを加えた形で開始[1]

現在の『おかあさんといっしょ』の前身とも言える番組で、内容はうたのおねえさんによる歌とたいそうのおにいさんによる体操の2つによって構成されていた。放送開始当初はうたのおねえさんに真理ヨシコ中野慶子(随週で出演)を、たいそうのおにいさんに砂川啓介を起用していた[1]。当時はうたのおにいさんが居なかったため、男声パートとしてたいそうのおにいさんである砂川が歌唱する場合も存在した。特に体操については専門家の意見を参考に、幼児の好む動きや発育を助けるものなど7つの運動を選んで「元気に一、二」と題して放送していたが, 1963年からはこの体操でカバーしきれなかった運動を盛り込んだ第2体操「おもちゃのラッパ」も放送するようになった。

収録は生放送と変わらないスタイルで1日に3日分撮影していたという[2]

そして1966年4月に『おかあさんといっしょ』の1コーナーとなる。1971年からはうたのおにいさんとして田中星児が、1972年からはうたのおねえさんとして小鳩くるみが同コーナーの進行をしていたが、一日交代の出演だったため、会うことはほとんどなかったという[3]。 1976年3月に番組構成の変更に伴い、コーナー名としての「うたのえほん」も終了したが、リニューアル後の番組においては月曜日から木曜日の内容がリニューアル前の「うたのえほん」を番組全編に拡充した形式がとられ、本番組のコンセプトは「おかあさんといっしょ」に一体化する形で、終了から40年以上が経過した2020年代まで細部の変更を重ねつつ継続している。また、コーナー終了時点のうたのおにいさん・うたのおねえさん・たいそうのおにいさんだった田中星児、斉藤伸子松熊由紀輪島直幸瀬戸口清文はいずれもリニューアル後の「おかあさんといっしょ」月〜木曜日版の出演者として引き続き同一ポジションで出演した。

放送開始当初から大きな反響を呼び、番組内で新しい童謡が数多く生まれた。視聴者層も幼児やその母親に限らず、子どものいない夫婦や高齢者など多岐にわたった[要出典]

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放送時間

いずれも日本標準時, NHK総合テレビジョン高校野球東京オリンピック広島平和記念式典中継などで休止や繰り下げ放送になることがあった。 

  • 1961年4月3日 - 1962年3月31日  「初代ディレクター」 岡 弘道
    • 本放送:月 - 土 8:30 - 8:40
  • 1962年4月2日 - 1963年3月30日
    • 本放送:月 - 土 8:30 - 8:40
    • 再放送:月 - 金 14:25 - 14:35
  • 1963年4月1日 - 1964年4月4日
    • 本放送:月 - 土 8:30 - 8:40
  • 1964年4月6日 - 1965年4月3日
    • 本放送:月 - 土 8:30 - 8:40
    • 再放送:月 - 金 15:20 - 15:30
  • 1965年4月5日 - 1966年4月2日
    • 本放送:月 - 土 8:30 - 8:40

出演者

基本的にうたのおねえさんは隔週で、たいそうのおにいさんは佐久間が加わってからは月 - 水に砂川、木 - 土に佐久間が出演していた。

水谷、中川、砂川、佐久間は『おかあさんといっしょ』の一コーナーになる際も引き続いて出演している。

スタッフ

  • ディレクター - 増田元春[1]

当番組で誕生した歌など

朝いちばんはやいのは[5]
作詞:阪田寛夫、作曲:越部信義
あめふりくまのこ
作詞:鶴見正夫、作曲:湯山昭
詩は1961年の梅雨時分に、曲は1962年に作られ、同年6月に「6月のうた」として放送、発表された[6].
うたのえほん
作詞:サトウハチロー、作曲:冨田勲
テーマソング[2]
おもちゃのラッパ
作詞:阪田寛夫、作曲:湯山昭
1963年に放送された。たいそうの2曲目で、1曲目と同時進行で使われた。
カッチン・コットン・ボーン
作詞:筒井敬介、作曲:宇野誠一郎
こんぺいとう
作詞:関根栄一、作曲:湯山昭
曲は1961年7月14日に作られ, 1962年に放送された[7].
元気に一、二
作詞:吉岡治、作曲:越部信義
当初は『うたのえほんたいそう』として発表。たいそうの1曲目。
手をつなごう
作詞:中川李枝子、作曲:諸井誠
1965年1月に放送された[8].
ドロップスのうた[5]
作詞:まど・みちお、作曲:大中恩
はしれちょうとっきゅう
作詞:山中恒、作曲:湯浅譲二
ピコットさん

作詞:香山美子、作曲:湯浅譲二

ぼくのかぞえうた

作詞:小林純一、作曲:桜井 順

アップンおねんね

作詞:岩崎正子、 作曲:服部公一

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特筆すべき放送

要約
視点

特記のないものは#放送時間と同じ。

さらに見る タイトル, 放送日 ...
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脚注

関連文献

関連項目

外部リンク

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