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おだてブタ
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おだてブタは、タツノコプロ制作のアニメシリーズ・タイムボカンシリーズに登場する架空のキャラクター。および、同シリーズで使用された楽曲の名称。
概要
初出はシリーズ第2作『ヤッターマン』(第1作、1977年 - 1979年)の第60話。悪玉メカ(ドロンボーメカ、あるいは三悪メカ)のコクピットの中から現れるメカで、主に毎回悪玉の頭脳担当がメカの性能を自慢するのに対し、女ボスが「流石だねぇ〜」などとおだて囃し立てるセリフを口にすると、ヤシの木が飛び出してそこを登って「ブタもおだてりゃ木に登る」と言うだけのキャラクターであった。同作品の他、『ゼンダマン』(1979年 - 1980年)、『タイムパトロール隊オタスケマン』(1980年 - 1981年)、『タイムボカン王道復古』(OVA、1993年 - 1994年)、『タイムボカン2000 怪盗きらめきマン』(2000年)、『ヤッターマン』(第2作、2008年 - 2009年)、『ヤッターマン × トウシバ』(Webアニメ、2008年 - 2009年)、『グッド・モーニング!!!ドロンジョ』(短編アニメ、2015年 - 2016年)、『タイムボカン24』(2016年 - 2017年)、『タイムボカン 逆襲の三悪人』(2017年 - 2018年)のほか、更に実写映画版の『ヤッターマン』(2009年)にも登場している。
おだてブタが発する「豚もおだてりゃ木に登る」というセリフは、もともとはタイムボカンシリーズの総監督であった笹川ひろしの出身地・福島県会津地方で使われていた囃子言葉だったが、おだてブタの登場をきっかけに、ことわざのように日本全国に広まった[1]。台詞の意味は「人は褒めて、ご機嫌を取れば才能を発揮して、思いがけない成果をもたらすもの」である[2]。
1989年に刊行された『小説タイムボカン』収録作のひとつである「ヤッターマン純情外伝 オダテブタは愛に目覚める」(著:山本優)では、本名が「オラオラ・ド・アイン・テーベ・エト・バッカ・ウルスラ・テェ・アルツハイマー」であり、「バークシャーの領主にして、ヨークシャーの王妃の血を継ぐ、ブタの中のブタ」であるとされている。これらはあくまで同作品独自の設定であるが、2002年に森永製菓より発売された「タツノコプロ40周年 アニバーサリーカード」においても、前出の名称が本名として紹介されている。
実写映画版を除くキャラクターデザインは全て笹川ひろしが担当した(実写映画版のみ寺田克也が担当)。
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担当声優
楽曲
- A面『おだてブタ』
- 作詞:松山貫之 / 作曲・編曲:筒井広志 / 歌:筒井広志、スクールメイツ・ブラザーズ。
- B面『ドロンボーのなげき唄』
- 作詞:松山貫之 / 作曲:山本正之 / 編曲:神保正明 / 歌:小原乃梨子、八奈見乗児、立壁和也 / 台詞パート:滝口順平、富山敬
この曲に対して、タイムボカンシリーズの楽曲の多くを手掛けた山本正之は、「自分の曲だったら良かったのになぁ(笑)。」と述べている[7]。
『ヤッターマン』(第1作)では第80話以降より挿入歌として使用[8]、また次作『ゼンダマン』でも、第46話において挿入歌として使用[9]された。
出典
関連項目
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