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かみのけ座アルファ星

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かみのけ座アルファ星
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かみのけ座α(α Com, α Comae Berenices)は、かみのけ座恒星である。バイエル符号αであるが、実際は4.32等級でかみのけ座βよりも暗い。

概要 かみのけ座α星 Alpha Comae Berenices, 星座 ...
概要 かみのけ座α星A, 仮符号・別名 ...
概要 かみのけ座α星B, 見かけの等級 (mv) ...
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性質

かみのけ座α星は2つの5等星からなる連星であり、互いの周りを25.87年 (9,442.4±3.0日)の周期で回っている[3]。2つの恒星の距離は平均で太陽~土星間の距離に相当する約12au(近点6au、遠点19au)で、地球から見ると2つの恒星の離角は最大で1にしかならず、2001年に最も近づいた際には2つの星を分離することができなかった[9]。2015年1月24日にを起こすことが予測されていたが、観測されなかった[3]。改めて過去の観測記録が精査されたところ、1896年、1911年、1937年の観測記録で2つの星を取り違えていたため、想定されていた公転周期よりも実際は43日短いことがわかった[3]。このミスは2つの恒星があまりに似通っていることが原因であった[3]。この結果、今回の食は2014年11月に終わっており、次回は2026年1月11日、その次は2040年9月末と予測が改められた[3]

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名称

冠の一種を意味するディアデム[5] (Diadem[6]) という固有名を持つ[9]。これは、ベレニケ2世の冠を意味していると言われている。また、アラビア語で「ひも」を意味するアル・ダフィラとも呼ばれている。2017年2月1日に国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、Diadem をかみのけ座α星Aの固有名として正式に承認した[6]

中国では、かみのけ座α星は、おとめ座ηおとめ座γおとめ座δおとめ座εとともに、皇帝の宮殿の左壁を意味する「太微左垣」というアステリズムを構成しており[10]、かみのけ座α星は「太微左垣五」として知られる[11]

脚注

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