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かな文字の一つ ウィキペディアから

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は、日本語音節の一つであり、仮名の1つである。1モーラを形成する。五十音図において第2行第1段(か行あ段)に位置する。清音の他、濁音(が、ガ)を持つ。また、話し手によっては、文節の初め以外で、子音が鼻音化した鼻濁音を用いる。鼻濁音は濁音と意味上の差異は無い。

概要 平仮名, 文字 ...
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概要

「か」の筆順
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「カ」の筆順
  • 現代標準語の音韻: 1子音と1母音」から成る音。子音は、次の通り。
    • 清音 「か」: の後部を口蓋の奥の部分(軟口蓋)に押し当て一旦閉鎖した上で破裂させることで発する。無声。
    • 濁音 「」: 舌の後部を口蓋の奥の部分(軟口蓋)に押し当て一旦閉鎖した上で破裂させることで発する。有声。
    • 鼻濁音 「か゚」: 鼻に音を抜きながら、舌の後部を口蓋の奥の部分(軟口蓋)に押し当て一旦閉鎖した上で破裂させることで発する。有声。
  • 五十音順: 第6位。
  • いろは順: 第14位。「」の次。「」の前。
  • 平仮名「か」の字形: 「加」の草体
  • 片仮名「カ」の字形: 「加」の部分
  • ローマ字
  • 点字:
  • 通話表: 「為替のカ」
  • モールス信号: ・-・・
  • 手旗信号:8→3
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か に関わる諸事項

  • 片仮名の「カ」は漢字の「力」(ちから)と同形である。「力」を構成要素に持つ「加」という漢字から造られたため。平仮名の「か」も「加」の草書体から造られているため、続け書きによって「加」と同形になる事が多かった。
    • このため、漢字の「加」・「力」との区別から漢字「可」から造られた平仮名(変体仮名)の「」が多用され、「か」・「カ」は1900年の小学校令施行規則施行に伴って標準字体に指定されるまではほとんど普及しなかった。
  • 歴史的仮名遣で「くわ(くゎ)」と書くものは、現代仮名遣いでは「か」と書く。一部の地方では、歴史的仮名遣で「くわ」と書いていた「か」を現在でも「くゎ」と発音する。
  • 携帯電話利用者の間では、「2」を意味する。数字等のあからさまな表記を避ける場合に用いられる。
  • 文法的なことについてはを参照。
  • 香川県旗は片仮名の「カ」を図案化したもの。
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可の変体仮名

概要 変体仮名, 文字 ...

漢字「可」から派生したひらがなの一種である𛀙もしくは𛀚()は、1900年(明治33年)の小学校令施行規則改正以降の学校教育で用いられていない変体仮名に分類されるものである。 現代日本では、変体仮名は看板書道など限定的な場面でしか使われていない[1]が、𛀙花札において一月の五点札、二月の五点札に使用されており、頻繁に目にするもののひとつである。 しばしば、この短冊の文字は「あのよろし」と誤読されるが、実際は「あ𛀙よろし」と記されている[2]大石天狗堂はこの「あ𛀙よろし」について、「実に素晴らしい」という意味の「明か宜し」であるという説と、喜撰法師百人一首にも収められた「わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり」という和歌の一部「しかぞすむ」のしの変体仮名交じりの表記、「𛁈かそすむ」の誤記であるという説を紹介している[2]任天堂のカードデザイナー山田孝久は1999年の時点で由来については不明としている[3]

画像

脚注

参考文献

関連項目

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