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日本語

発音

  • /ka/

名詞:蚊

  1. (昆虫, 夏の季語) ハエ目(双翅目)・糸角亜目・カ科に属する昆虫。ヒトなどから吸血し、各種の病気媒介する衛生害虫モスキート
    • 蚊の泣くような声

発音

関連語

翻訳

助詞

副助詞

  1. 間接疑問文を表す。
    • 今日明日わからない。
    • 問題がどこにあるにより対策も異なる。
    • 本当はどうなの(を)知りたい。
    • あなたはどう思う(について)意見を聞きたい。
  2. 疑問詞に付いて、不定のものごとを表す。
    • がおかしい
    • どこで見た覚えがある。
    • 早くどれに決めなさい。
  3. 数量を表す疑問詞に付いて、複数かつ比較的少数の数量を表す。
    • いくつ食べた。(cf. いくつも食べた)
  4. 不確かな推定を表す。
    • それでは失敗すると思い作戦を練りなおした。
    • 死ぬと思った。
  5. (〜かのよう(に/な)、〜かのごとく(に)、〜かのごとき、〜かとおもうほど(に/の)、などの形で)比喩や様態を表す。
    • 怒鳴り散らすかのような声を出した。
    • 家が吹き飛ばされると思うほど風雨が激しかった。
  6. いくつかの選択肢や可能性を示す。
    • りんご柿を食べたい。
    • 一度二度見た覚えがある。
    • のるそる
    • 行くどう迷っている。
    • まだ来ていない、でなければもう帰ったのだろう。
  7. (〜かと思ったら、〜か〜ないかのうちに、などの形で)ごく短い時間間隔を表す。
    • 泣いたと思ったらもう笑っている。
    • 光ったと見るや大音響が轟いた。
    • ビデオ録画が始まる始まらないに停電になった。
  8. 一部の語について、疑問文に由来する詠嘆を表す。「か」がなくても意味が変わらないことが多い。
    • いっそここから逃げ出すことができればどれほど楽だろう。
    • どんなに苦しかったことだろうと同情を禁じ得ない。

終助詞

  1. 疑問・質問を表す。
    • 何でしょう
  2. 不確かな推定を表す。
    • あれはおそらく人影
    • 留守な。
    • 首相、増税再検討
  3. 疑念や反語を表す。
    • それが本当に正しいのだろう
    • 彼が不正なことををするなあ。
    • 誰がそんな馬鹿なまねをする
  4. 難詰する気持ちを表す。
    • こんなこともわからないの
    • メモしておいた方がよいと言ったではない
  5. 意思を表す。
    • さて、出かけよう
    • そろそろはじめるとする
  6. 勧誘・依頼したり、誘導する気持ちを表す。
    • あなたも参加しません
    • 見せてくれません
    • やってみたらどう
  7. 願望を表す。
    • 景気がよくならないなあ。
  8. 意外なことに驚く気持ちを表す。
    • ブルータス、お前も
  9. 何かを見つけたり気づいたり、聞いて知ったり理解したりしたことを表す。
    • 今日は水曜日だったの
    • あれが国会議事堂
    • ああ、そうです。そういうことでした
  10. 自分の中で詠嘆したり回想したりする意を表す。
    • 泰山騒動して鼠一匹、よく言ったものだ。
    • あーあ、この方法も失敗あ。
    • まあ、これでもいい

接続助詞

  1. 理由や状況の不確かな推定を表す。
    • 気のせい少し冷えてきた。
    • よほどうれしいの終始にこにこしていた。
  2. 疑問詞に付いて、不定の理由や状況を表す。
    • なぜうまくいかない。
    • どういうわけ私が選ばれてしまった。
    • 誰に聞いたの入院先に見舞いにきた。
    • なんという、もの寂しい寺だな。
  3. 疑問の形で話題を導入する。
    • 今もあるのだろう、会社員時代は駅前の定食屋によく通った。
    • あれはいつだった、遠縁の女性が不意に訪ねてきたことがあった。
  4. 漢語法)推量・意志の古語助動詞「む」と結びついて仮定条件を表す
    • 若し(…)一片憐憫の情を動す事ありとせん、そは(…)望外の大幸なり(芥川「開化の殺人」)
    • 尚交戦ヲ継続セム、(…)人類ノ文明ヲモ破却スヘシ(昭和天皇大東亞戰爭終結ノ詔書」)

派生語

翻訳

接頭辞 

  1. 主に形容詞に付いて、意味を強める。
    • 弱い
    • 細い

接尾辞:日

  1. 〔和語系の数詞Aに付いて〕
    1. の始めからA番目のを表す名詞または副詞を作る。
    2. 日がA回繰り返すだけの期間を表す名詞または副詞を作る。
    • 普通、ふつか(二日)からとおか(十日)まで、およびはつか(二十日)を用いる。みそか(三十日)も用いることがある。(一)には付かない。

関連語

接尾辞:処

  1. 場所を表す。
    • 「そこ」「どこ」の「」と同源。

関連語

接尾辞

  1. 和語系の形容動詞語幹を形成する。

関連語

縮約形

  1. (形容詞の語幹のあとに置く)「くは」の縮約。
    • おしまさん 一と通り所帯道具を揃へるにや、いくらぐらゐかかるかね。/お八重さん そん時になつて考へても遅ないよ。/おしまさん あんたんとこの旦那さんは、女中にはどんな風だい。/お八重さん どんな風つて……。/おしまさん やかましいかい。/お八重さん そんなにやかましないよ。(岸田國士「留守(一幕)」)

漢字

Wiktionary:漢字索引 音訓 か#カ参照


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古典日本語

名詞

  1. においかおり
    • 人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の (か)ににほひける(紀貫之古今集』)

名詞

鹿

  1. (動物) 鹿しか

複合語

名詞

  1. 良いこと。良いと認めること。

代名詞

  1. 遠称の人称代名詞及び指示代名詞、あちらあれ
    • 平安後期以後「」に代わるが、現在でも「かれ」「かの」「かなた」等名残を多く残す。
    • かはたれ(彼は誰)

副詞

  1. (「か〜かく」の形で)ああ。あのように。
    • 波のむた寄りかく寄る玉藻なす寄り寝しいもを(柿本人麻呂『万葉集』第2巻131番)

接頭辞 

  1. 遠称の指示代名詞等を構成する。
さらに見る 近称(こ-), 中称(そ-) ...

接頭辞 

  1. 形容詞に付いて、語調を整え、語勢を強める。
    • 青し
    • 強し

接尾辞

  1. 物の性質・状態を表す語などに付いて、形容動詞の語幹を作る。
    • さや

接尾辞

  1. 場所を表す。

接尾辞

  1. 日数を表す。

接尾辞

】(「」・」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる

  1. 漢語数詞に付いて、ものを数える語(下に何も付かなければ「」となる)。

接尾辞

  1. 天秤棒などで肩に担う荷物を数える語。

終助詞

  1. (詠嘆、「も〜か」の形で)〜なあ。
  2. (近世語) 念を押したり、納得した気持ちを表す。〜か。

係助詞

  1. 疑問を表す。
  2. 反語を表す。

用法

文中にある場合は連体形で結ぶ。文末にある場合は結ぶべき語を省略した結びの流れである。文末にある疑問の「か」を終助詞とする説も存在する。打消の助動詞「ず」の連体形「ぬ」に付いて「〜も〜ぬか/ぬかも」の形で他に対する願望の意を表す。

複合語

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文字情報

由来

  • の草書体。

コード

  • Unicode
    • 16進: 304B か
    • 10進: 12363 か
  • JIS X 0208(-1978,1983,1990)
    • JIS
      • 16進: 242B
      • 10進: 9259
    • シフトJIS
      • 16進: 82A9
      • 10進: 33449
    • 区点: 04区11点
  • Morse: .-..
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指文字

  • 𝡀(掌を相手側に向け、人指し指を立たせ、中指は伸ばしたまま90度曲げて親指を中指につけ、他の二指は握り拳にする)

関連項目

読みが「か」である漢字

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