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さいだん座イプシロン1星
さいだん座の恒星 ウィキペディアから
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さいだん座ε1星(さいだんざイプシロン1せい、ε1 Arae、ε1 Ara)は、さいだん座の恒星である。見かけの等級は4.06と、肉眼でもみることができる明るさである[1]。年周視差に基づいて太陽系からの距離を計算すると、約368光年である[2][注 1]。
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特徴
さいだん座ε1星は、スペクトル型がK4 IIIと分類される橙色巨星である[1]。表面の有効温度は約4300 Kで、質量は太陽の1.6倍程度だが、半径は太陽の30倍程に膨張しており、光度は太陽の350倍くらいになる[3]。年齢は、18億年程度とみられる[3]。
比較的距離が近い巨星であり、干渉計による視直径の直接測定もよく行われ、較正のための基準星として用いられることもある[4][5][6]。
位置・名称
さいだん座ε1星は、さいだん座の中では北部に位置し、α星、θ星に次いで北半球からみやすく、『カタステリスモイ』に示された、原初のさいだん座を形作る4星の1つであると考えられる[7]。
中国ではさいだん座&epsiloin;1星は、吉凶を占うために用いられた龜(拼音: )という星官を、さいだん座γ星、さいだん座δ星、さいだん座η星、さいだん座ζ星と共に形成する[8][9][10]。さいだん座ε星自身は、龜一(拼音: )すなわち亀の1番星といわれる[10]。
脚注
関連項目
外部リンク
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