トップQs
タイムライン
チャット
視点

すてきな気持ち (1957年の曲)

レナード・バーンスタインの楽曲 ウィキペディアから

Remove ads

すてきな気持ち」(すてきなきもち)あるいは「アイ・フィール・プリティ」(“I Feel Pretty”)は、1957年ミュージカルウエスト・サイド物語』の楽曲のひとつ。

Thumb
冒頭部分の主旋律の楽譜。4音による上昇が3回繰り返された後、3音の上昇(and wit-ty)、2音の上昇(and bright (gay))が聞かれる。

制作

ニューヨーク・タイムズ』紙によると、「ソンドハイム氏は ... 『ウエスト・サイド物語』のために書いた歌詞を特に気に入ったことはないと述べており、とりわけ「すてきな気持ち」については「この歌のアイデアは単純に過ぎる」と語ったという[1]

オリジナルの舞台版のミュージカルにおける歌詞の一部は、映画版の『ウエスト・サイド物語』では場面設定の都合から変更が施された。オリジナルのI feel pretty and witty and bright / And I pity / Any girl who isn’t me tonightが、I feel pretty, and witty and gay / And I pity / Any girl who isn’t me todayに変更されている。本来は夜という設定だったこの曲が歌われる場面が、映画では昼に変更されたため、brighttonightで韻を踏んでいた箇所を、gaytodayに変更したのである。

2019年ブロードウェイ・リバイバル上演版では、筋書きを単純化し、休憩が入らない90分のショーにまとめるために、この曲は省かれた。

Remove ads

物語の中での位置づけ

ミュージカル版では、この歌の場面の時点でマリアは、彼女の恋人であるトニーが兄ベルナルドを殺したばかりであることを知らずにいるが、映画版ではベルナルドの死の場面より前に、この歌の場面が置かれている。マリアは、働いているブライダル店で、自分は幸せで素敵な思いを感じている、なぜなら「とっても素晴らしいpretty wonderful男の子に愛されているから」と言い、同僚の女の子たちが彼女の馬鹿げた振る舞いをからかう。オールミュージックのロバート・カミングス(Robert Cummings) は、この曲について「バーステインの旋律の中でも記憶に残るもののひとつが盛り込まれ、冒頭の4つの音が、美味しそうにリズムに乗って上昇し、繰り返し、それが3つの音に減少し、さらに2つの音に減る ... バーンステインの楽器法は音楽を彩り、ラテン的な特徴も盛り込み、... 曲の半ばから入ってくる女の子たちのコーラスも華を添える。スティーヴン・ソンドハイムによる歌詞は、マリアの至福と新たに見つけた自信の感覚を巧みに捉えている。」と述べている[2]

Remove ads

批評家の評価

バーミンガム・メール英語版』紙は、この歌を「楽しいdelightful」と述べたが[3]、『ザ・タブ英語版』紙は「古典的」と評した[4]。アプローズ・メーター(Applause Meter)は、「甘美なほど魅力的sweetly charming」としており[5]、VCOnStageは、「オペラ的」とした[6]

カバー

この曲は、多数のアーティストたちによってカバーされており[7]アニー・ロス英語版(アルバム『アニー・ロスは歌う英語版』)や、ジュリー・アンドリュースらもこの曲を取り上げている。リトル・リチャード1996年RCAビクタートリビュート・アルバム『ウエスト・サイド物語The Songs of West Side Story』にこの曲を収録した[8]

大衆文化の中で

パロディ

Remove ads

脚注

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads