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へ
かな文字の一つ ウィキペディアから
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へ(ひらがな)、ヘ(カタカナ)は、日本語の音節の一つであり、仮名の一つである。1モーラを形成する。五十音図において第6行第4段(は行え段)に位置する。清音の他、濁音(べ、ベ)と半濁音(ぺ、ペ)を持つ。
概要


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へ に関わる諸事項
- 50音で唯一、平仮名・片仮名の字形が同形となっている。平仮名・片仮名とも、「部」の旁の「阝」(おおざと)を変形させた物である。曲がり方の角度を若干変えてあるか、曲がった後少し曲げるかで平仮名・片仮名の違いを付けているが、それでも字形の変化はほとんど見られない。
- また、平仮名では「へ」は唯一、元となった漢字の一部から造られている。他の字体は元となった漢字全体の草書体から造られている。
- 音楽の音名で、「ファ」の音 (F) を表す。→ヘ (音名)
- 音が「屁」に通じるので、以下のように使用されない場合がある。
- 現代の日本語では「へ」で終わる単語はごくわずかであり、広辞苑第5版対応の「逆引き広辞苑」によると、「脚辺」(あとへ)のみである。もっとも、一戸、二戸など、岩手県・青森県に存在するn戸(nは一〜九の漢数字。ただし、四は現行地名に無い)という地名は、すべて「へ」で終わる。
- 女性層を中心に、手紙の宛名書きなどで「へ」に「〃」を書き足す言葉遊びがある[1]。「〃」は本数を変えたり、ハートマークに置き換えたりすることもある[1]。私信で行われるものであり正確な起源は不明だが、1960年頃には既に地方(新潟)の女学校でも流行していたとの証言がある[2]。成立には複合的な要因が考えられるが、その一つに「補空」や「捨て点」などと呼ばれる書道の習慣が挙げられる[2]。同種の言葉遊びとして、「様」に「〃」を書き足すものや、台湾において「收」(日本語の「へ」と同様、宛名書きに使用される漢字)に「〃」を書き足すものがある[3]。
- 日本のお笑いタレント・春日俊彰(オードリー)の持ちギャグの一つに、少しうつむき加減になって、上目遣いで不敵な笑みを浮かべながら客に向かって「ヘッ!」と言うものがある[4]。
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脚注
関連項目
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