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みすず書房

日本の学術出版社 ウィキペディアから

みすず書房
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株式会社みすず書房(みすずしょぼう)は、哲学科学心理学、現代史、西洋史社会学などの専門書を中心にした出版活動を行う学術出版社である。旧社名は美篶書房[1]

概要 みすず書房, 正式名称 ...
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概要

1945年昭和20年)秋、復員した小尾俊人が、かつての同僚で戦友の和田篤志に「出版社か農業をやろう」と呼びかけたのが創業のきっかけである。最終的に出版社を設立することとなり、設立発起人を募り、1945年12月に山崎六郎や清水丈男と創設創業の申し合わせをおこなった。

創業出版は、1946年(昭和21年)7月の片山敏彦『詩心の風光』で、当初の社名は美篶書房であったが、時代錯誤の用字であると読者から苦情を受け(篶はスズタケのこと。また「美篶」は『信濃国』すなわち長野県の枕詞である)、また漢字制限で作字がままならず、2冊目の坂田徳男『哲学への道』から現社名に改める。1959年4月、月刊『みすず』創刊[2]

人文科学分野では著名な出版社であるが、扱う内容の専門性が高いゆえ、高価格の本がほとんどである。新刊書や既刊書は、全国の常備店をメインに販売しており、品切書の復刊等は絶えず行っている。主な所属団体は「日本書籍出版協会」「人文会」「心理学書販売研究会」など。

1996年平成8年)7月に『みすず書房刊行書総目録 1946-1995』を出している。なお同年まで48年間に渡り、旧社屋は本郷3丁目にあった。

同社から出される本の装丁は、を基調としたものが多い(「現代史資料」は全巻が水色)。赤瀬川原平は、その内容の難しさに絡めて、同社を『白難解』と、また現代思潮新社を『黒難解』と呼んでいる。

2023年8月号をもって月刊『みすず』休刊[2]。公式サイト内「WEBみすず」へと移行した。毎年の恒例だった1月・2月合併号の「読書アンケート」は、2024年から書籍として刊行される[3]

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社長

著名な出版書

脚注

参考文献

外部リンク

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