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アメリカ合衆国各州の略号一覧
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アメリカ合衆国各州の略号一覧(アメリカがっしゅうこくかくしゅうのりゃくごういちらん)では、アメリカ合衆国の各州を表すために使用される様々なコード及び略号について記載する。これらのコード及び略号は、郵便の住所、データ処理、一般的な略称、その他の目的のために使用される。以下の表には、自由連合盟約を通じてアメリカ合衆国に関係する独立国家三カ国の略称、及びその他の同等の郵便における略称も含まれる。この中には、既に使われなくなったものも含まれる。
一覧表
要約
視点
→「アメリカ合衆国の州および海外領土の一覧」も参照
列見出しの凡例:
- ISO
- ISO 3166によるコード。2文字、3文字、3桁の数字によるコードは、ISO 3166-1より。2+2文字コードは、ISO 3166-2より。
- ANSI
- ANSI標準のINCITS 38:2009による、2文字及び2桁の数字のコード。
- USPS
- アメリカ合衆国郵便公社により使用される2文字コード。
- USCG
- アメリカ沿岸警備隊により使用される2文字コード。
- 旧GPO
- 合衆国政府印刷局による、可変長の古い略称。
- AP
- APスタイルブックによる略称。
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歴史
早くも1874年10月には、アメリカの郵便局は州や海外領土の広く知られた略語を認識していた。しかしながら、これはその人気のためにそれらの略語を受け入れたに過ぎず、実際には混同を避けるために名称を略さず書くことが好まれた[10]。
アメリカの州及び海外領土の慣習的な略語は、2文字のアメリカの郵便略号の導入に先だって、郵便の住所に広く用いられた。この略語は、今もなお(法律文書の引用形式のような)他の目的で一般に使用されているほか、郵便公社により(勧められてはいないが)認識されている[11]。
現在の2文字に略された州及び海外領土のコードは、1963年に郵便局がZIPコードを導入したことに端を発する。その目的は州の略語それ自体を標準化することよりも、むしろ住所に書くZIPコードに空きを作ることだった[10]。
1963年以降、略号が変更された州はただ一つだけだった。当初、ネブラスカ州には"NB"が充てられていたが、1969年11月に、郵便局はそれを"NE"に変更した。これはカナダのニューブランズウィック州との間で混同を避けるための措置だった[10]。
2文字の郵便略語システムは、複数の州の名称が同じ文字で始まる(たとえば、Mで始まる名称をもつ州は8つあり、Nで始まる名称をもつ州も4つの"New"と2つの"North"と残りの2つで計8つある)という事実によって複雑になっている。重複を避けるため、直観的な略語とはいえないものもある。
1987年より前に、アメリカ合衆国商務長官が2文字コードを政府文書に使用することを承認したとき[12]、合衆国政府印刷局 (GPO) はその略語一式を提案したが、略されない州もいくつかあった。今日では、GPOはアメリカ合衆国郵便公社標準をサポートしている[13]。
慣習的略称の現在の用法
アメリカで発行される多くの新聞の用語法ガイドであるAP通信のスタイルブックは、(例えば、"Santa Ana、Calif."などの)都市名に加えて、ほとんどの州名の略称の使用について助言している。AP通信は、アラスカ州、ハワイ州、そして5文字かそれ以下で表される全ての州について、略さずに表記することを勧めている。また、旧GPOの推奨とは違って、コロンビア特別区 (D.C.) を除く、すべての州ではない領土について、略さずに表記するよう勧めている。The BluebookやThe ALWD Citation Manualのような法律文書の引用形式マニュアルでは、典型的にこれらの“慣習的略語”が使用される。
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州及び海外領土のコード
要約
視点
ISO 3166
→詳細は「ISO 3166-2:US」を参照
ANSI標準INCITS 38:2009
米国国家規格協会 (ANSI) は、各州及び離島のためにアルファベット及び数字によるコードをANSI標準 INCITS 38:2009として定めた。ANSI標準 INCITS 38:2009は、連邦情報処理標準 (FIPS) のFIPS 5-2、FIPS 6-4、FIPS 10-4を置き換えるものである。ANSIのアルファベット州コードは、"UM"というANSIコードを持つが、USPSコードを持たない合衆国領有小離島、及び"UM"というUSPSコード ("AA", "AE", "AP") を持つが、ANSIコードを持たない軍事郵便の配達地域を除いて、USPSの州コードと一致する。
郵便コード

アメリカ合衆国郵便公社 (USPS) は、アルファベットの大文字による略号一式を設けることで、光学文字認識や他の自動化装置を用いて郵便物を処理することに役立てた[14]。このほかにも、街路指定子(street, avenue, roadなど)のような住所の他の部分のために、USPSによる公式な略称が存在する。
これらの郵便略語は、Calif.、Fla.あるいはTex.のような慣習的な略語とは区別される。AP通信のスタイルブックには、状況に合わせて郵便の住所のほかに慣習的な州の略語が使われるべきであることが記述されている[15]。しかしながら、シカゴ・マニュアル・オブ・スタイルでは現在、大文字2文字の略号の使用が推奨され、慣習的な形式は選択肢の一つとされている[16]。
50ある各州の郵便略号は、ISO 3166-2の行政区画コードと同一である。
これらのコードは、13あるカナダ各州および領土の郵便略語とは重複しない。ネブラスカ州に充てられていたコードは、ニューブランズウィック州のものと混同するのを避けるため、1969年にNBからNEへと変更された[10]。カナダは同様に、マニトバ州にMBを充てて、米国の様々な州とコードが重複するのを防いでいる。
沿岸警備隊の船舶名接頭辞
アメリカ沿岸警備隊 (USCG) は、船舶番号に2文字から成る接頭辞の一式を使用している[17]。39の州とコロンビア特別区については、USPSとUSCGで同じ略称を使っている。USCGの接頭辞には、5つの離島のために設けられたものもあるが、これらは(マリアナ諸島を除いては)すべてUSPSの用いている略称と同一である。USPSとUSCGの使う略称が異なる12の事例について、以下の表で示すほか、上記の表では赤字で示してある。
脚注
関連項目
外部リンク
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