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ウィリアム・ド・モーガン
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ウィリアム・ド・モーガン(英: William Frend De Morgan、1839年11月16日 - 1917年1月15日)は、イギリスの小説家、デザイナー、画家、陶芸家[1]。
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人物
ロンドンのガワー・ストリートに生まれ、父は数学者のオーガスタス・ド・モルガン。ウィリアム・モリス (1834年-1896年) の終生の友人であり、1863年から1872年にかけてモリス商会のためにタイル[1][2]、ステンドグラス、家具のデザインを行なった[3]。
モーガンのタイルはしばしば中世の意匠(多くはペルシャ風)に基づいていた。彼は釉薬と焼成(fireing)の技法で革新的な実験を行った。ガレオン船、魚、「空想上の」鳥や動物がモチーフとしてよく用いられた[3]。モーガンのタイルデザインの多くは複数枚のタイルを並べた時、複雑なパターンを生み出すように計画されていた[2]。
経歴
ウィリアム・モリスのアーツ・アンド・クラフツ運動に参加し、モリス商会[3]にステンドグラスのデザインを提供した。デザイナー、画家としての才能に加え、化学に精通し絵の具や陶磁器の釉薬を開発、ラスター彩やトルコ釉の陶器の再現に成功する。
1905年以降は小説家に転向した。
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画像
- ラスター彩の作品を抱えた肖像。画家で妻のイーヴリン (Evelyn) が描いた。1909年
- 晩年、妻イーヴリンと共に
- 花と花瓶の中東式タイル
日本への紹介
世紀末の芸術家として紹介され、国際芸術文化振興会と朝日新聞社主催の巡回展(1993年)でド・モーガンとともに紹介された作家はチャールズ・ヴォイジー、アーネスト・ギムソンなど。パナソニック汐留美術館では個展が催され、ド・モーガン財団ヘレン・ダンスタン・スミス理事(当時)の監修のもと図録を出した(2009年)。
- 国際芸術文化振興会、朝日新聞社、Voysey, Charles F. A.、Gimson, Earnest W.、De Morgan, William Frend『ヨーロッパ・アール・ヌーボー : 世紀末の華麗なる美の全貌』鈴木博之ほか(展覧会監修)、国際芸術文化振興会(製作)、1993年、英文併記。NCID BA37345954。
- De Morgan, William Frend、Smith, Helen Dunstan、吉村 典子、ブレーントラスト、能登印刷・出版部、パナソニック電工汐留ミュージアム『ウィリアム・ド・モーガン-19世紀陶器装飾の巨匠』ウィリアム・ド・モーガン出版委員会、梧桐書院 (発売)、2009年。ISBN 9784340027149、NCID BB00259874。別題『William De Morgan』
- 吉村 典子『ウィリアム・ド・モーガンとヴィクトリアン・アート』淡交社、2017年。ISBN 9784473041791、NCID BB23451327。
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脚注
参考資料
外部リンク
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