トップQs
タイムライン
チャット
視点

ウォルフ424

ウィキペディアから

Remove ads

ウォルフ424 (Wolf 424) は、2つの赤色矮星から構成される連星である。太陽系から14.3光年離れており、星座上ではおとめ座εοの中間に位置している。

概要 ウォルフ424 A / B Wolf 424 A / B, 星座 ...
Remove ads

概要

ウォルフ424が連星系であることは、1938年に写真乾板上の星像が伸びていることで発見され、追観測で星像の変化を見ることで、軌道要素が初めて推定された[4]。系に属する2つの恒星は、軌道長半径4.1AU離心率0.3の軌道で、共通重心の周りを15.6年周期で公転している。見かけの等級は12.5に過ぎず、肉眼で観測することはできない。

主星のウォルフ424Aは小さく低温の主系列星赤色矮星)で、質量太陽の0.14倍、半径は太陽の0.17倍である。伴星のウォルフ424Bも主星と同様の赤色矮星で、質量は太陽の0.13倍、半径は太陽の0.14倍である。太陽から15光年以内に存在する恒星としては最も暗い部類に入る。閃光星(顕著なフレア活動を示す変光星の一種)に分類され、変光星としておとめ座FL星という名前を与えられている。また、黒点活動が存在する可能性もある。

参考文献

  • Heintz, W.D. (1972), “Astrometric study of 4 binary stars”, Astronomical Journal 77: 160-165, Bibcode: 1972AJ.....77..160H, doi:10.1086/111260
  • Cohen, E. Richard; David R. Lide, George L. Trigg (2003). AIP Physics Desk Reference. Birkhäuser. pp. p. 100. ISBN 0387989730. https://books.google.co.jp/books?id=JStYf6WlXpgC&pg=PA100&redir_esc=y&hl=ja

脚注

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads