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ウガリト文字 (Unicodeのブロック)
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ウガリト文字(ウガリトもじ、英語: Ugaritic)は、Unicodeのブロックの一つ。
解説
紀元前14世紀~紀元前13世紀ごろに現在のシリア南西部のラス・シャムラにあたる地域で話されていた、アフロ・アジア語族セム語派中央セム諸語に属するウガリット語や、紀元前2300年~紀元前1000年ごろに現在のシリアのハブル川上流域に築かれたミタンニ王国で話されていたフルリ・ウラルトゥ語族に属するフルリ語を表記するためのウガリト文字を収録している。
ウガリト文字は音素文字のうち、ヘブライ文字やアラビア文字のように基本的に母音を表記せず、子音字のみで綴られるアブジャドに分類される。ただし、頭子音を持たない母音については独立した音節文字が割り当てられている。また、書字方向についてはヘブライ文字などとは異なり、ラテン文字などと同様に左から右への横書き(左横書き)である。単語毎に分かち書きされるが、スペースではなく専用の記号U+1039F 𐎟 UGARITIC WORD DIVIDER
が用いられる。
字形は他のメソポタミア諸言語で用いられた楔形文字(シュメール語、アッカド語など)や古ペルシャ文字(古代ペルシャ語)などと同じような形状をしているが、音素との対応がこれらの文字体系とは大きく異なるためUnicodeにおいては符号位置を分けられている。
符号位置の順序はおおむね伝統的なウガリト文字の順序に従っている。
Unicodeのバージョン4.0において初めて追加された。
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収録文字
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小分類
このブロックの小分類は「字母」(Letters)、「約物」(Punctuation)の2つとなっている[1]。
字母(Letters)
この小分類にはウガリト文字のうち、基本的な字母が収録されている。
約物(Punctuation)
文字コード
ウガリット文字[1][2] Unicodeコンソーシアムによる公式の表 (PDF) | ||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+1038x | 𐎀 | 𐎁 | 𐎂 | 𐎃 | 𐎄 | 𐎅 | 𐎆 | 𐎇 | 𐎈 | 𐎉 | 𐎊 | 𐎋 | 𐎌 | 𐎍 | 𐎎 | 𐎏 |
U+1039x | 𐎐 | 𐎑 | 𐎒 | 𐎓 | 𐎔 | 𐎕 | 𐎖 | 𐎗 | 𐎘 | 𐎙 | 𐎚 | 𐎛 | 𐎜 | 𐎝 | 𐎟 | |
備考 |
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
出典
関連項目
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