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ウサギギク
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ウサギギク(兎菊、学名:Arnica unalascensis var. tschonoskyi)は、キク科ウサギギク属の多年草。高山植物。別名キングルマ(金車)。
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基本変種はエゾウサギギク A. unalascensis var. unarascensis である。
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分布
本州中部以北・北海道・千島列島・アリューシャン列島の日当たりのよい亜高山帯から高山帯に分布し、草原や礫地に生育する[1]。花期は7~8月。
形態
全体に短い縮毛が密生する。茎は分枝せずに直立し、高さ15~35cmになる。根茎は太く、長く横に這う[2]。
根生葉は開花する時には枯れていることが多い。茎葉は2~3対が対生し、下部のものは長さ6~12cm、幅2~4cmのさじ形で縁に小さい鋸歯があり、先は鈍形で基部は狭まって柄に続き茎を抱く。ウサギギクの和名は、この葉の形がウサギの耳を思わせることに由来する[2]。
花茎の先に直径3.5~6cmの鮮黄色~橙黄色の花を上向きに1個つける[2]。
総苞は半球形、総苞片は披針形で2列に並び、頭花は外側1列の舌状花と中の筒状花からなる。筒状花の花冠は暗黄褐色、長さ6~7mmで筒部に短い軟毛が散生し、先は5裂してときに裂片にも毛がある[2]。
葯は黒紫色、花柱は2裂し花柱の枝は鈍頭。舌状花は長さ2cm、幅5~8mmで先は3裂する[2]。
痩果は長さ4~5mm、幅1mmの円柱形で細毛がある。冠毛は褐色で1列、長さ5.5~7mmで、毛には微短毛がある[2]。
- ウサギギクの頭花
- ウサギギクの葉
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近縁種
- チョウジギク Arnica mallotopus
- エゾウサギギク Arnica unalaschcensis
- オオウサギギク Arnica sachalinensis
脚注
関連項目
外部リンク
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