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エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ
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「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」(Ain't No Mountain High Enough)は、アメリカ合衆国の歌手マーヴィン・ゲイとタミー・テレルが1967年に発表した楽曲。作詞・作曲は、後に夫婦デュオアシュフォード&シンプソンとして活動するニコラス・アシュフォードとヴァレリー・シンプソンによる。
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オリジナル・ヴァージョン
ハーヴィー・フークワとジョニー・ブリストル(ゲイとテレルのアルバムのプロデューサー・チーム)からの依頼により提供された楽曲で、当時ダスティ・スプリングフィールドもこの曲の録音を希望していたが、アシュフォードとシンプソンは「モータウンへの入り口となるべき曲」と考えて、スプリングフィールドからの依頼を断った[2]。レコーディングに参加したユリエル・ジョーンズ(ファンク・ブラザーズのドラマー)によれば、リズム・セクション、ホーン・セクション、テレルの歌、ゲイの歌はいずれも別々に録音され、「ラジオのスイッチを入れてこの曲が流れるまで、完成された曲を聴いたことがなかった」と語っている[3]。
アメリカのBillboard Hot 100では19位、『ビルボード』のR&Bシングル・チャートでは3位に達した[1]。ゲイとテレルのヴァージョンは、『グッドナイト・ムーン』(1998年)[4]、『タイタンズを忘れない』(2000年)[5]、『ブエノスアイレス恋愛事情』(2011年)[6]、『恋するパリのランデヴー』(2012年)[7]、『カットバンク』(2014年)[8]、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)[9]といった映画のサウンドトラックで使用された。
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カヴァー
要約
視点
ダイアナ・ロスによるカヴァー
ダイアナ・ロスが在籍していたシュープリームスは、テンプテーションズとのコラボレーション・アルバム『ダイアナ・ロス&シュープリームスとテンプテーションズ』(1968年)において、この曲をカヴァーした[12]。そして、ロスは初のソロ・アルバム『エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ』(1970年/原題:Diana Ross)で再び本作のカヴァーを発表しており、同年シングル・カットされた。ロスのヴァージョンでは、作者のアシュフォードとシンプソンがプロデューサーも兼任しており[13]、モータウンの社長ベリー・ゴーディは両名のアレンジを気に入らず、シングル曲の候補に考えていなかったという[2]。
ロスのソロ・ヴァージョンは、Billboard Hot 100と『ビルボード』のR&Bシングル・チャートの両方で1位を獲得し、『ビルボード』のアダルト・コンテンポラリー・チャートでは6位を記録した[10]。第13回グラミー賞では最優秀女性コンテンポラリー・ボーカル・パフォーマンス賞にノミネートされた[14]。
その他の主なカヴァー
- ヒュー・マセケラ - アルバム『The Promise of a Future』(1968年)に収録[16]。
- ヴァン・マッコイ&ザ・ソウル・シティ・シンフォニー - アルバム『ラヴ・イズ・ジ・アンサー』(1974年)に収録[17]。
- ボーイズ・タウン・ギャング - アルバム『Cruisin' the Streets』(1981年)に、同じくアシュフォード&シンプソン作の楽曲「リメンバー・ミー」とのメドレー「Remember Me / Ain't No Mountain High Enough Suite」として収録[18]。
- ジミー・バーンズ - アルバム『Soul Deep』(1991年)に収録[19]。1992年にはシングル・カットされ、オーストラリアのシングル・チャートで最高28位を記録した[20]。
- 1993年の映画『天使にラブ・ソングを2』のエンディング曲として、キャストにより歌われた[21]。オリジナル版とダイアナ・ロスのカバー版を組み合わせたアレンジとなっている。
- モンテル・ジョーダン&チャカ・カーン - 映画『永遠のモータウン』(2002年)において歌唱[22]。
- マイケル・マクドナルド - アルバム『モータウン』(2003年)に収録[23]。マクドナルドのヴァージョンは、第46回グラミー賞において最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞にノミネートされた[24]。
- ジミー・ソマーヴィル - アルバム『Home Again』(2004年)に収録[25]。
- エディ・マネー - アルバム『Wanna Go Back』(2007年)に収録[26]。
- Little Glee Monster - YouTubeにて一発撮りでのカバーを披露している。(2020年6月)その後、シングル『足跡』に収録。(2020年9月)
- ノーナ・リーヴス&真城めぐみ - アルバム『Discography』(2021年)に収録。
- ザ・ペンフレンドクラブ - アルバム『Back In The Pen Friend Club』(2024年)に収録。
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脚注・出典
関連項目
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