トップQs
タイムライン
チャット
視点

エクスフィニティ・シリーズ

ウィキペディアから

エクスフィニティ・シリーズ
Remove ads

エクスフィニティ・シリーズ (Xfinity Series) は、NASCARが主催するストックカーレースのカテゴリー。モンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズの下位カテゴリー。カップシリーズにステップアップを目指すドライバーたちが競い合う。エクスフィニティ・シリーズはモンスターエナジー・カップシリーズと同じ開催地でその前日などに開催されたり独立開催もあり、ファンたちは両方のイベントを楽しむことができることが多い。またカップ戦ドライバーの参戦も多く、同じ週末に両レースを制覇してしまう猛者もいる。

概要 カテゴリ, 国・地域 ...

そのためアメリカンモータースポーツにおける人気はNASCARカップ戦に次いで高く、視聴者数はインディカーNHRAを遥かに凌ぐ[1]

旧名称はバドワイザー・レイトモデル・スポーツマン・シリーズBudweiser Late Model Sportsman Series:1982~1983年)、ブッシュ・グランドナショナル・シリーズ またはブッシュ・シリーズ(Busch Grand National Series:1984~2003年) 、ネイションワイド・シリーズNationwide Series:2004~2014年)。

Remove ads

歴史

要約
視点
Thumb
ペースカ-に先導されるレースカー、テキサス、2007年4月

シリーズは1950年代にNASCARのショートトラック・ディビジョン英語版から形成されたスポーツマン・ディビジョンが元である。それは1948年に創設されたモディファイド・シリーズ英語版ロードスター・シリーズ、1949年に創設されたストリクトリー・ストック・シリーズ英語版に次ぐ4番目のシリーズである。スポーツマン・ディビジョンで使用される車両は現行モデル車ではなく、より改造が行われたものであった。(モディファイド・シリーズで使用される車両程は改造されてはいない。)[2]1968年にはレイトモデル・スポーツマン・シリーズと改称され、間もなくデイトナ・インターナショナル・スピードウェイのようなより大きなサーキットで競われるようになった。ドライバーはより大きなサーキットで旧式なグランドナショナル(現在のスプリントカップ・シリーズ)用車両を使用したが、1982年のNASCAR・バドワイザー・レイトモデル・スポーツマン・シリーズからは旧式の小型車を使用するようになった。ショートトラック用車両は300立方インチの比較的小さなV型8気筒エンジンを搭載した。ドライバーたちはV型6気筒エンジンを搭載した現行モデル車を使用した。

現在のネイションワイド・シリーズは1982年に形成された。アンハイザー・ブッシュ社が新たに変更されたレイトモデル・スポーツマン・シリーズを、バドワイザー・ブランドでスポンサードした。シリーズは1984年にブッシュ・ブランドが冠されるようになり、1986年にはブッシュ・グランドナショナル・シリーズと改称された。

「グランドナショナル」の語は2003年にNASCARブランドのアイデンティティ確立の一環として取り外された。現在「グランドナショナル」は地方シリーズであるブッシュ・イースト・シリーズ(現・NASCAR K&N プロシリーズ・イースト英語版)およびウィンストン・ウェスト・シリーズ(現・NASCAR K&N プロシリーズ・ウェスト英語版)に使用される。2007年シリーズの後、アンハイザー・ブッシュはスポンサーを更新しないと発表した。2008年シーズンはネイションワイド・インシュアランス英語版社がタイトルスポンサーとなり、シリーズはネイションワイド・シリーズと改称された[3]

ネイションワイドによるスポンサーシップは7年間の契約であり、その期間はABC/ESPNとNASCARとの放送契約と一致している。スポンサーシップは2008年度、1,000万ドルで契約され、その後は年6%ずつ増加することとなっている[4]。直接のスポンサー料に加え、ネイションワイドはESPNでの広告料として400万ドルから500万ドルの追加契約を行った。

2014年9月にはNBCNBCSNの親会社コムキャストケーブルテレビ事業部門である「エクスフィニティ」がスポンサー契約を結んだ[5]

アメリカ国外の、カナダやメキシコでもロードレースを行うことがある。

Remove ads

使用車両

要約
視点

スプリントカップ車両との差異

カー・オブ・トゥモロー車両の導入に従い、ネイションワイド・シリーズの車両はスプリントカップ・シリーズ車両と大きく異なるようになった。主な違いとして、ホイールベースの短縮化(110インチから105インチ)、100ポンドの軽量化、ウィングの代わりにスポイラーを装着、非力なエンジンが挙げられる。以前にはスプリントカップのV8エンジンに代わってV6エンジンを使用するのと同様に、スプリントカップでは使用されない車両を使用することができた。

80年代前半、ゼネラルモーターズの参加チームは311立方インチ(5.096リットル)のエンジンを積む 1971-77年式GM・X-ボディ英語版コンパクトカーからその使用車両を切り替えていき、後には1982-87年式GM・G-ボディ英語版を使用するようになった。フォード・モーター使用チームは一貫してフォード・サンダーバードを使用した。

1989年、NASCARはスプリントカップ・シリーズ車両同様の車体を使用するように規則を変更した。しかしながら搭載エンジンはV6のままであった。車両は徐々にスプリントカップ・シリーズ車両同様に変化していった。

性能諸元

Thumb
NASCARオフィシャルによりテンプレート英語版による計測を受ける、2004年式シボレー・モンテカルロケイシー・アトウッド英語版車。
Remove ads

参戦メーカー・車両の変遷

バドワイザー・レイトモデル・スポーツマン・シリーズ(1982年–1983年)

クライスラー
フォード
  • フォード・フェアモント英語版(1982年–1983年)
ゼネラル・モーターズ

ブッシュ・グランドナショナル・シリーズ(1984年–2003年)

クライスラー
フォード
ゼネラル・モーターズ

ブッシュ・シリーズ(2004年–2007年)

クライスラー
フォード
ゼネラル・モーターズ
  • ポンティアック・グランプリ(2004年)
  • シボレー・モンテカルロ(2004年–2005年)
  • シボレー・モンテカルロSS英語版(2006年–2008年)
トヨタ

ネイションワイド・シリーズ(2008年–2014年)

クライスラー
フォード
ゼネラル・モーターズ
トヨタ

エクスフィニティ・シリーズ(2015年–現在)

FCA US(クライスラー)
  • ダッジ・チャレンジャー(2015年–2016年) ※公式サポート無し
フォード
  • フォード・マスタング(2015年–現在)
ゼネラル・モーターズ
  • シボレー・カマロ(2015年–現在)
トヨタ

歴代チャンピオン

さらに見る 年, ドライバー ...
Remove ads

参照

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads