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エゾギク
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エゾギク(蝦夷菊、学名:Callistephus chinensis)はキク科エゾギク属の1属1種の半耐寒性一年草。かつてシオン属Aster に分類されていたため、一般にアスターとも呼ばれている。サツマギク(薩摩菊)の呼称もある。
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特徴
高さ60 cmほど。茎は分枝し、全体有毛。葉は卵形〜長楕円形で互生し、葉柄がある。葉縁は不規則に切れ込みが入る。頭花は径5–6 cmで、筒状花は黄色、舌状花は暗紫色[1][2]。
園芸品種は非常に多く、頭花の形はキクに似た一重咲き、八重咲きのほか、ポンポン咲き、丁子咲き、針弁咲きなどがある。花色も赤、桃、青、紫、白、黄など様々で、中心の黄色い筒状花部分と美しい対比を示すものも多い。花の大きさも小輪から巨大輪まである[3][1]。
ヨーロッパではミカエル祭の頃に開花することから、「ミカエル祭の夜」という別名を持つ[4]。
分布と生育環境
栽培・利用
欧州へは1731年に初めて紹介され、日本へは江戸時代の半ば頃に入り、「蝦夷菊」や「薩摩菊」などと呼ばれ[1]品種改良が進められ、欧米に渡った園芸品種は高く評価された[7]。現在では300–500もの品種があるとされる。高さ60 cmほどの高性種は切り花、仏花用に、高さ20–30 cmの矮性種は花壇・鉢植えに利用される[1]。
開花期は7–9月頃。霜が降りない場所では冬まで開花する。開花後の花殻を早めに摘み取り、種をつけないようにすると長く開花する。連作を嫌うため、エゾギクを数年間植えていない土地に植える必要がある[7]。園芸店で初夏に開花苗を購入し植えてもよいが、種からも簡単に育てられる。発芽適温は16℃以上で[3]、一般には3–6月頃の春蒔きだが、暖地では秋蒔きも可能。間引きで株間を調節する。主枝が太い直立型は15 cm、横へ分枝する品種は25–30 cmの株間にする[5]。
原産地が冷涼な乾燥地帯のため、耐寒性は強いが耐暑性は弱く、北海道、東北、中部地方などの寒い地域ではよく育つが、暖地では病気が出やすく栽培しにくい[1]。
脚注
参考文献
外部リンク
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