トップQs
タイムライン
チャット
視点

エレファント (アルバム)

ザ・ホワイト・ストライプスのアルバム ウィキペディアから

Remove ads

エレファント』(Elephant)は、アメリカ合衆国ロックバンドザ・ホワイト・ストライプス2003年に発表した4作目のスタジオ・アルバム日本で先行発売された[17]

概要 『エレファント』, ザ・ホワイト・ストライプス の スタジオ・アルバム ...
Remove ads

背景

本作は「The death of the sweetheart」に捧げられた内容である[18]。レコーディングはロンドンで行われ、ジャック・ホワイトによれば4 - 5曲はイギリスで書かれた曲だという[19]。大部分の曲はToe Rag Studiosにおいて2週間でレコーディングされ、8トラックのオープンリールに録音されて[20]、1963年以降の機材は全く使用されなかった[18]。ジャックはそのことに関して、2003年3月のインタビューで「コンピュータに関わることは過剰さに関わることで、特に、プログラムを使ってドラムビートを完璧にしたりボーカル・メロディの音程を合わせるのは真実からほど遠い」と語っている[21]

ジャケット・デザインのレイアウトは、ヘッドコーツ英語版のブルース・ブランドが担当した。

先行発売された日本盤CDには、シングルのカップリング曲2曲がボーナス・トラックとして収録された。「グッド・トゥ・ミー」は、後にジャック・ホワイトと共にザ・ラカンターズを結成するブレンダン・ベンソン英語版が2002年に発表した曲のカヴァー。

Remove ads

反響・評価

本作はセールス的に大きな成功を収めた。アメリカではBillboard 200で最高6位に達して初のトップ10入りを果たし[5]、2003年9月にはRIAAによってプラチナ・ディスクに認定された[22]グラミー賞では本作が最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞を受賞し、また、ジャック・ホワイトは「セヴン・ネイション・アーミー」によって最優秀ロック・ソング賞を受賞した[23]全英アルバムチャートでは初の1位獲得を果たす[2]。オーストラリアでは初登場4位となり[4]、2003年の年間アルバム・チャートでは45位を記録した[24]

本作は多くのメディアによって高く評価された。『NME』誌が選出した「2003年のベスト・アルバム50」では1位[25]。『ローリング・ストーン』誌が2003年に選出したオールタイム・グレイテスト・アルバム500では390位にランク・インし[26][27]、同誌が2011年に選出した「2000年代のベスト・アルバム100」では5位[28]

Remove ads

収録曲

特記なき楽曲はジャック・ホワイト作。

  1. セヴン・ネイション・アーミー "Seven Nation Army" – 3:51
  2. ブラック・マス "Black Math" – 3:03
  3. ゼア・イズ・ノー・ホーム・フォー・ユー・ヒア "There's No Home for You Here" – 3:43
  4. アイ・ジャスト・ドント・ノウ・ホワット・トゥ・ドゥ・ウィズ・マイセルフ "I Just Don't Know What to Do with Myself" (Burt Bacharach, Hal David) – 2:46
  5. イン・ザ・コールド、コールド・ナイト "In the Cold, Cold Night" – 2:58
  6. アイ・ウォント・トゥ・ビー・ザ・ボーイ "I Want to Be the Boy to Warm Your Mother's Heart" – 3:20
  7. ユー・ハヴ・ガット・ハー・イン・ユア・ポケット "You've Got Her in Your Pocket" – 3:39
  8. ボール・アンド・ビスケット "Ball and Biscuit" – 7:19
  9. ザ・ハーデスト・ボタン・トゥ・ボタン "The Hardest Button to Button" – 3:32
  10. リトル・アコーンズ "Little Acorns" (Mort Crim, Jack White) – 4:09
  11. ヒプノタイズ "Hypnotize" – 1:48
  12. エアー・ニア・マイ・フィンガーズ "The Air Near My Fingers" – 3:40
  13. ガール,ユー・ハヴ・ノー・フェイス・イン・メディシン "Girl, You Have No Faith in Medicine" – 3:17
  14. ウェル・イッツ・トゥルー・ザット・ウィ・ラヴ・ワン・アナザー "Well It's True That We Love One Another" – 2:42

日本盤ボーナス・トラック

約1分の無音状態の後に収録。

  1. フーズ・トゥ・セイ "Who's to Say" (Dan John Miller) – 4:36
  2. グッド・トゥ・ミー "Good to Me" (Brendan Benson, Jason Falkner) – 2:06

参加ミュージシャン

アディショナル・ミュージシャン

  • モート・クリム - スポークン・ワード(#10)
  • ホリー・ゴライトリー - ボーカル(#14)

出典

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads