オレグ・ツォコフ

オレグ・ユーリエヴィチ・ツォコフ (ロシア語: Олег Юрьевич Цоков) は、ロシアの軍人、将軍。

オレグ・ユーリエヴィチ・ツォコフ Олег Юрьевич Цоков
2021年
生誕	(1971-09-23) 1971年9月23日 ウズベク・ソビエト社会主義共和国ガザルケント
死没	(2023-07-11) 2023年7月11日（51歳没） ザポリージャ州ベルジャンシク
所属組織	ロシア陸軍
軍歴	1994年〜2023年
最終階級	中将

ロシア陸軍において南部軍管区副司令官を務めた。2023年、ウクライナによるミサイル攻撃を受けて戦死した^[1]。

経歴

1971年9月23日、ソ連軍人ユーリ・ゲオルギエヴィチと物理・数学学者のアラ・イワノヴナの息子として生まれた^[2]。1994年より軍務を開始し、第1次チェチェン紛争、グロズヌイの戦い、第2次チェチェン紛争に参加した^[2]。

2016年12月12日、少将に昇進^[3]。

2022年ロシアによるウクライナ侵攻

ツォコフは2022年ロシアによるウクライナ侵攻に参加した。2022年9月、ウクライナ大統領府顧問オレクシイ・アレストヴィチは、ツォコフが第144親衛自動車化狙撃師団を指揮中に負傷したと主張した^[4]。ロシアのメディアはツォコフの負傷を確認したが、実際にはツォコフは2022年夏から第20親衛諸兵科連合軍を指揮していた^[4]。負傷から回復後、ツォコフは南部軍管区副司令官に就任、2023年2月17日には中将に昇進した^[5]。

2023年2月25日、EUの制裁リストに追加された^[6]。それ以外にも2022年12月にイギリスおよびニュージーランド^[7]、2023年2月2日にスイスから制裁対象とされた^[8]。

2023年7月11日、ロシア占領下のザポリージャ州ベルジャンシク港でイギリスが供与したウクライナのストームシャドウによる攻撃を受け戦死した^[1][9]。なおこの件についてロシア国防省は反応していない^[9]。アディゲ共和国の首都マイコープで葬式が行われた模様^[要出典]。