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ガイアナの行政区画
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ガイアナの行政区画(ガイアナのぎょうせいくかく)は、10の州(英語: Region)、146の地方自治体の2層構造となっている[1]。
州

州はガイアナの第1級行政区画で、中央政府より権限を移譲された州開発評議会(Regional development council (RDC))が統治している。RDC議員の任期は5年。管轄内の福祉サービスの提供、近隣民主評議会の監督の義務を負っている[1][2]。州は1980年に設置された[3]。
各州には固有の名前が付けられているが、地方自治・地域開発省や統計等では単に数字で呼ばれており、例えばバリマ=ワイニ州は第1州(Region 1)とも呼ばれる[4][2]。この州番号は下の表のNoと対応している。
領土問題
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下位行政区画
1998年地方自治法により、州の下には合計146の地方自治体が設置されている。地方自治体は3つに区分される[1]。
- 基礎自治体(市・町)
基礎自治体(Municipality)は州と同様に独自の首長と任命された諮問委員会から成り、財政やインフラ開発について裁量権を持つ。また一部の基礎自治体は議会を持つ。なお2016年までは地方自治体・地域開発省の監督下にあった[1][9]。
- 議会あり(カッコ内は定数) - 1市5町
- 議会なし - 4町
- 近隣民主評議会(NDC)
近隣民主評議会(Neighbourhood Democratic Council)は単独あるいは近隣のコミュニティが合同で結成する地方自治体で、規模に応じて12人から30人ほど議員から成るNDCによって統治される。財政と事業の委員会を設置できる[15]。数は合計65[1]。人口密集地に多く設置される傾向があり、沿岸部のエセキボ諸島=西デメララ州、デメララ=マハイカ州、マハイカ=ベルビセ州、東ベルビセ=コレンティネ州の4州はNDCが多い。一方内陸部の州には殆ど設置されておらず、ポタロ=シパルニ州に至ってはNDCが存在せずRDCが代行している。
- バリマ=ワイニ州 - 2
- ポメローン=スペナーム州 - 5
- エセキボ諸島=西デメララ州 - 14
- デメララ=マハイカ州 - 15
- マハイカ=ベルビセ州 - 10
- 東ベルビセ=コレンティネ州 - 16
- クユニ=マザルニ州 - 1
- ポタロ=シパルニ州 - 0
- アッパー・タクトゥ=アッパー・エセキボ州 - 1
- アッパー・デメララ=ベルビセ州 - 1
- アメリカ先住民村評議会(AVC)
アメリカ先住民村評議会(Amerindian village council)はその名が示すようにアメリカ先住民によって統治される民族自治体である。合計は75[1]。
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変遷
イギリス領時代
1838年、イギリス領ガイアナはかつての植民地の境界を基に3つの郡(County、カウンティ)に分割された[3]。
- ベルビセ
- デメララ
- エセキボ植民地
その後、郡は1958年までに9県(District)へ置き換えられた[3]。
- 東ベルビセ県(East Berbice)
- 東デメララ県(East Demerara)
- エセキボ県(Essequibo)
- エセキボ諸島県(Essequibo Islands)
- マザルニ=ポタロ県(Mazaruni-Potaro)
- 北西県(North West)
- ルプヌニ県(Rupununi)
- 西ベルビセ県(West Berbice)
- 西デメララ県(West Demerara)
独立後
1966年の独立後も引き続き9県であったが、1971年頃に6県へ再編された[3]。
- 東ベルビセ=コレンティネ県(East Berbice-Corentyne)
- 東デメララ=西ベルビセ海岸県(East Demerara-West Coast Berbice)
- マザルニ=ポタロ県(Mazaruni-Potaro)
- 北西県(North West)
- ルプヌニ県(Rupununi)
- 西デメララ=エセキボ海岸県(West Demerara-Essequibo Coast)
脚注
関連項目
外部リンク
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