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キルギス語
キルギス共和国の国語 ウィキペディアから
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キルギス語(キルギスご、кыргыз тили、kyrgyz tili)は、キルギス共和国(以下キルギス)の国家語(мамлекеттик тил)である。クルグズ語とも表記する。ISO 639による言語コードは ky および kir。
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分布
キルギスの他に、中華人民共和国の新疆ウイグル自治区や、カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、アフガニスタン、トルコなどに住むキルギス人の間で話され、490万人の話者がいる[1]。
文字
要約
視点
キルギス語の文字は、キルギス国内ではキリル文字が、中国ではアラビア文字が公式に用いられる。その他の地域では、キリル文字又はラテン文字が用いられることが多い。
キルギス
ソ連成立後のキルギスでも初期はアラビア文字が利用された。1925年にはキルギス自治州の学術・教育大会で改良アラビア文字が採択された。1927年、キルギス自治共和国でラテン文字化の決議が採択され、1930-1931年までにラテン文字への完全移行が決定された。[2]全連邦的なキリル文字化の流れの中で、1940年にはロシア語に使用されるキリル文字に3文字(ң、ү、ө)を追加した正書法に改められた。[3]キリル文字の正書法は、キルギス独立後も引き続き使用されている。
キルギスにおけるキルギス語は、ロシア語で用いられるキリル文字に加えて、Ң 、Ү 、Ө の3文字が用いられる。ロシア語と共通する文字でも、キルギス語とは音価が異なるものが存在する。また、ロシア語に由来する借用語では、ロシア語どおりに綴られ、発音されることが多い。
中国
中国ではキリル文字やラテン文字(中国のウイグル語及びカザフ語で用いるピンイン方式の「新文字」と同様)を経て、1980年代以後は、現代ウイグル語と同じく改良アラビア文字の文字セットを用いる(ただし、母音の一部の音価と綴方がウイグル語と異なる)。
文字と発音
- К と Г の音は、近接する母音の音価によって変化する[5]。(ロシア語などに由来する借用語を除く。)
- К – 前後いずれかに а, о, у, ы の母音と接続する場合、/q/ قと発音される(この音には、「Қ қ」の文字が当てられることがある)。それ以外は、/k/ ك と発音される。
- Г – 前後いずれかに а, о, у, ы の母音と接続する場合、/ʁ/ عと発音される(この音には、「Ғ ғ」の文字が当てられることがある)。それ以外は、/g/ گ と発音される。
これらの音の違いは、キルギス語を母語とする話者では明確に使い分けられているが、ロシア語を母語とする話者では混同される傾向にある。
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関連項目
脚注
外部リンク
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