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Г
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Г, г は、キリル文字のひとつ。ギリシャ文字のΓ(ガンマ)に由来する文字で、ラテン文字のC・Gと同系の文字であり、G に相当する。また、対応するグラゴル文字は Ⰳ (グラゴーリ)である。
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由来
ギリシア文字の Γ, γ(ガンマ)に由来する。ガンマは古ギリシア語で [g] と発音され、新ギリシア語で [γ] あるいは [ʝ] と発音された。ガンマはフェニキア語の𐤂(ギメル)に起源を持つ。
呼称
音素
原則として[g]を表す。
アルファベット上の位置
Гに関わる諸事項

- 特に古い時代のロシア語では外来語の「H」や [ɦ] の音を Г で表記することが多かった。最近では Х を使うことが多いが、借用時期が古いものであれば現代でも Г が使われている。(例: герой(英雄)、Йокогама(横浜)→現代では Йокохама や Якохама の方が一般的。現代発音はいずれもヤコハーマ)
- ロシア語の его や ого という表記は、語末に来ると Г が [v] の発音になることが多い。語末でなくても、сегодня(今日)のように複合語に由来する特殊なものがある。
- ロシア語の мягкий, лёгкий とその派生語と бог では [x] で発音される。
- ウクライナ語で [g] を表すには Ґ を用いる。日常的には [g] と [ɦ] の発音は区別されずに使用されることもある。表記の際も、Ґ の代わりに Г を代わりに用いられることも珍しくない。
- ウクライナ語訛りのロシア語でも [ɦ] を表す。
- ウクライナの通貨 フリヴニャ(гривня)の通貨記号(₴)に用いられる。略称は「грн.」
- アゼルバイジャン語のラテン文字表記では Q に対応する。
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符号位置
関連項目
参考文献
- Сучасна українська мова / О. Д. Понаморів, В. В. Різун та ін.; За ред. О. Д. Понаморева. — 2-ге вид., перероб. — К.: Либідь, 2001.(O・ポノマリーウ編『現代ウクライナ語』第2版、キエフ、2001)
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