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クロンカイト・カナダ症候群
胃、大腸(小腸に)に100個以上のポリープ(ポリポーシス)が発生する疾患 ウィキペディアから
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クロンカイト・カナダ症候群(クロンカイト・カナダしょうこうぐん、英: Cronkhite–Canada syndrome)とは主に胃、大腸、小腸に100個以上のポリープ(ポリポーシス)が発生する疾患のこと[1][2]。非遺伝性疾患である[3]。1955年に疾患として独立した[4][5]。
概要
アメリカの内科医Leonard・Cronkhite・Jrと放射線科医Wilma・Jeanne・Canadaにより報告された[2]。非遺伝性で中年以降に発症、男性に多い[2]。
病態
ストレスや内服といった外因による発症が多い。 胃、大腸、小腸にポリポーシスを生じる。爪の萎縮、全身の脱毛、色素沈着、味覚異常など外胚葉系の異常が見られる。蛋白漏出性胃腸症を合併する。腹部症状としては腹痛、下痢、食欲不振などがある。 腫瘍性ポリポーシスに比べると稀だが、消化管癌合併の報告がされており胃癌、大腸癌の合併が多い。
治療
副腎皮質ホルモン治療が有効。中心静脈栄養を併用する。抗菌剤やヒスタミン受容体拮抗薬の有効性が報告されている。
関連疾患
- 家族性大腸腺腫症:胃、十二指腸、大腸にポリポーシスができる常染色体優性遺伝病
- ガードナー症候群(Gardner's syndrome):大腸腺腫症に頭蓋骨や下顎骨に多発する骨腫、軟部組織(デスモイド等)合併したもの。
- ターコット症候群(Turcot's syndrome):大腸線維腫に神経系腫瘍が合併したもの
- ポイツ・ジェガーズ症候群:胃、大腸にポリポーシスが発症し、手足に色素沈着が見られる[2]。
- カウデン症候群:消化管にポリポーシスが発症し、顔面に小丘疹、四肢に角化性丘疹、口腔粘膜に乳頭腫が見られる疾患[2]。
脚注
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