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グレッグのダメ日記
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『グレッグのダメ日記』(原題:Diary of a Wimpy kid)は、アメリカの漫画家ジェフ・キニーによって書かれた小説シリーズである[1]。いずれの本も主人公グレッグ・ヘフリーが記した日記という形式をとっている。物語の中では、グレッグの日常の冒険がたくさんの手書きメモや簡単な図面をまじえて紹介されている[2]。 2004年のオンライン版のリリース以来、本は世界中で絶大な人気を誇り、2008年2月の時点で、オンライン版は100万回以上購入されている。商業的成功を収めるのみならず、多数の批評家からの高い評価も獲得している[要出典]。
また、この作品は7回映画化されており、20世紀フォックスによって4つの実写映画が、ウォルトディズニーによって3つのアニメーション映画が公開されている[3]。
日本ではポプラ社より日本語版が刊行されている。2024年1月の時点で18巻が翻訳出版されており、シリーズで100万部を突破している。
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背景
J.キニーはグレッグ・ヘフリーという名前の弱虫で自分の日常生活を日記に記してばかりいるという主人公を思いつき、1998年に「グレッグのダメ日記」は始まった。2004年5月には、オンラインゲームサイトのFunBrainとの協力によりオンライン版「グレッグのダメ日記」がリリースされた。ウェブサイトは2005年6月まで毎日エントリを発表した[4]。本が大ヒットとなり、オンライン版は2009年の時点で2000万ビューを記録している。多くのオンラインの読者による、書籍化の希望に応えるかたちで、2007年4月にJ.キニーは「グレッグのダメ日記」の出版に合意した[4]。これまでに、16巻の書籍が発売されており、他にも2冊の書き込み式の本と4作の映画が作られている。2009年に、J.キニーはタイム誌の世界で最も影響力のある100人に選ばれた[5]。
年表
「グレッグのダメ日記」シリーズ
その他の書籍
- 「グレッグ公認 きみだけのダメ日記帳」(The Wimpy Kid Do-It-Yourself Book)(2012年3月23日発売)
- グレッグと同じように読者が自分だけの日記を書ける穴埋め式のアクティビティブック。
- 「グレッグのダメ日記 スクールプランナー」(The Wimpy Kid School Planner)(2015年11月4日発売)
- 「きみだけのダメ日記帳」と同じように書き込み式の日記帳。
- 「ロウリーのいい子日記」(Diary of an Awesome Friendly Kid: Rowley Jefferson's Journal)(2020年4月17日発売)
- ロウリーが日記を書き始めると、グレッグにパクリだと言われてしまう。
- 「ロウリーのいい子アドベンチャー」(Rowley Jefferson's Awesome Friendly Adventure)(2021年7月7日発売)
- 「ロウリーのいい子怪談ばなし」(Rowley Jefferson's Awesome Friendly Spooky Stories)(2022年4月13日発売)
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キャラクター
要約
視点
へフリー家
- グレッグ・ヘフリー
- グレゴリー "グレッグ "ヘフリーは12歳。グレッグの行動は、子供たちを脅したり、教会の募金箱からお金を盗もうとしたり、他の生徒をいじめて嘘をついたり、親友にいたずらをしたり、偽の広告「フィットネス・ウォーター」を売ったり、他人に悪いことが起こるように祈ったりと、時に反感を持たれることがある。しかし、彼の行動の中には、ある程度の優しさを示すものもある。実はコンタクトレンズをつけている。
- ロドリック・ヘフリー
- グレッグにいたずらばかりするグレッグの兄。自分のバンド(ローディット・ダイパー)ではドラムを担当している。
- マニー・ヘフリー
- グレッグの弟。フランクとスーザンに甘やかされて育っているため、なんでもやりたい放題に振舞っている。
- スーザン・ヘフリー
- グレッグの母親。たまにとんでもない提案をしてグレッグたちを困らせる。昔は幼稚園の先生をやっていた。
- フランク・ヘフリー
- グレッグの父親。南北戦争 のミニチュア作りやお菓子が大好き。ハロウィーンでは、通りかかった高校生にバケツの水をかけるという過激なイタズラを仕掛けてきた。
同級生
- ロウリー・ジェファーフソン
- ちょっとマヌケでおこちゃまなグレッグの親友。自身の日記も書いている。「ロウリーのいい子日記[6]」のスピンオフシリーズの主人公でもある
- フレグリー
- グレッグの近所に住む変な同級生。歯の裏にあるほくろを見せようとしたり、ガムをへそで噛めたりする。グレッグはフレグリーのことが相当嫌いで、わざわざ兄のロドリックにフレグリーの家の前を通らずにロウリーの家に行く道を教えてもらう。
- ホリー・ヒルズ
- グレッグが好きだった女の子。しかし、パーティーのときグレッグをフレグリーと間違えた。高校生の姉のヘザー・ヒルズがいる。
- アルバート・サンディ
- 嘘くさい話ばかりするグレッグの同級生。カンガルーのように高くジャンプできる男や、くしゃみを手で押さえたら首が飛んでしまった男の話をしてきた。
- タイソン・サンダース
- グレッグの親友候補に挙がった友人。グレッグと好きなゲームが一緒だが、おしっこをするときズボンもパンツも足まで下ろしてしまう。
- クリストファー・ブラウンフィールド
- タイソンと同じく、グレッグの親友候補に挙がった友人。蚊を引き寄せてくれる。しかし、グレッグいわく、夏休みに一緒にいたい奴で学校で一緒にいたくはないらしい。
- アビゲイル
- ロウリーの元カノ。後にボーイフレンドのマイケル・シンプソンとよりをもどす。
- チラグ・グプタ
身長がグレッグより小さく、よく馬鹿にされがち。グレッグから「チラグいないごっこ」といういじめを受けた。力は強い。
その他
- ロイ先生
- グレッグの通っている中学校の教頭先生。何故かロイ先生が関わる話には毎回キャンディーが出てくる。
- レンウッド
- サイアクの不良高校生。パパの天敵だったが、スパック学園と言う学校に入り、真面目な高校生になる。
ロウリーのパパ(ロバート・ジェファーソン)
ロウリーのパパ。グレッグのことはあまりよく思っていない。お金持ち。
ビル・ウォルター
ロドリックのバンド仲間。とっくに成人しているのに、親のスネをかじるニート暮らしをしている。
実績
商業的成功
「グレッグのダメ日記」はニューヨーク・タイムズ紙による、子供向けシリーズ書籍のランキング「ベストセラーリスト」では、グレッグのダメ日記シリーズは2010年8月10日時点で、64週間連続でランクインしている[7]。 また、USAトゥデイの発表する全ジャンル総合の売上ランキングでも、「グレッグのダメ日記」は2010年4月4日までの141週間TOP150以内にランクインし、最高は8位だった。ほかのタイトルも
- ボクの日記があぶない!:117週間連続、最高4位
- もう、がまんできない!:65週間連続、最高1位
- あ〜あ、どうしてこうなるの!?:25週間連続、最高1位[8]
などが入っている。
2010年5月の時点で、「グレッグのダメ日記」シリーズはアメリカ国内で3200万冊以上出版されている。また、世界中30カ国以上で販売されていて[9]、シリーズ累計では、40カ国で7500万冊以上の本が販売されている[10]。
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映画
実写映画
- 『グレッグのダメ日記』2010年公開
- 『グレッグのおきて』(グレッグのダメダメ日記)2011年公開
- 『グレッグのダメ日記3』2012年公開
- 『グレッグのダメ日記4』2017年公開
アニメーション映画
- 『グレッグのダメ日記 (リブート)』2021年公開
- 『グレッグのダメ日記 ボクの日記が危ない!』2022年公開
- 『グレッグのダメ日記 どうかしてるよ!』2023年公開
脚注
外部リンク
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