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ケレチ・イヘアナチョ
ナイジェリアのサッカー選手 ウィキペディアから
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ケレチ・プロミス・イヘアナチョ(Kelechi Promise Iheanacho, 1996年10月3日 - )は、ナイジェリア・オウェリ出身のサッカー選手[2]。ナイジェリア代表。ミドルズブラFC所属。ポジションはフォワード。
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クラブ経歴
要約
視点
初期経歴

ナイジェリア・イモ州オウェリのタイェ・アカデミィーに所属していた。2013 FIFA U-17ワールドカップでの活躍により、ヨーロッパのクラブから関心を集めた。本人はFCポルトへの加入を望んでいたが、父親や代理人の助言により、マンチェスター・シティFCへの加入を決めた[3]。
マンチェスター・シティ
2014年にマンチェスター・シティFCへ加入すると、開幕前に行われたプレシーズンマッチのインターナショナル・チャンピオンズカップでは、ACミランを相手に得点を挙げるなど、実力を証明した。ツアー後、10月の中旬まで、コロンバス・クルーでトレーニングをすることになった[4]。マンチェスター・シティFCを率いるマヌエル・ペレグリーニ監督もイヘアナチョを高く評価しているが、労働許可の問題や負傷などによりデビューが遅れていた[5]。
2015-16シーズン
リーグ第4節のワトフォードFC戦にて、89分に交代で投入されプレミアリーグデビュー[6]。第5節のクリスタル・パレスFC戦では、89分に交代で投入されると、相手GKに止められたシュートのこぼれ球を押し込み、出場から54秒後に公式戦初ゴールをあげた。イヘアナチョの得点が決勝点となり、チームは1-0で勝利した[7]。 FAカップ4回戦のアストン・ヴィラ戦では、先発で出場すると、PKでの得点を含めたハットトリックを達成。チームの4-0での勝利に貢献した[8]。
その後、怪我で離脱していたサミル・ナスリに代わり、チャンピオンズリーグのメンバーに登録された[9]。2016年2月24日チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦、FCディナモ・キーウ戦では、後半アディショナルタイムに交代で投入され、チャンピオンズリーグデビューを果たす[10]。
第35節のストーク・シティ戦では2得点をあげ[11]、さらに第36節のサウサンプトン戦でも2得点を記録し[12]、2試合連続で2得点をあげる活躍を見せた。また、チャンピオンズリーグ準決勝のレアル・マドリードとの試合では、途中交代での出場ながら、1stレグ、2ndレグと2戦連続で出場し、デビューシーズンながら大舞台での経験を得た[13][14]。
リーグ戦では短い出場時間でありながら8得点をあげ、出場時間当たりの得点数では、2位につけていたチームメイトのセルヒオ・アグエロを上回る93.88分に1得点と、リーグ全体でトップの得点率を記録した[15]。
2016-17シーズン
リオデジャネイロオリンピックの招集メンバーに含まれていたが、クラブ側が招集を拒否し、本大会への出場は叶わなかった[16]。2016年8月18日、クラブとの契約を、2021年まで延長したことが発表された[17]。
2016年9月10日、リーグ第4節のマンチェスター・ダービーでは、アグエロの出場停止を受けてスタメンで起用された。ケヴィン・デ・ブライネの先制点をアシストし、さらにはポストに当たり跳ね返ったデ・ブライネのシュートを冷静に押し込み、シーズン初得点を記録した。試合は1-2で勝利した[18]。なお、19歳342日での、マンチェスター・ダービーの得点は、マンチェスター・シティFCでの最年少記録となった[19]。
2016年9月14日、チャンピオンズリーグのボルシア・メンヒェングラートバッハとの試合では、83分に交代で投入される。後半のアディショナルタイムに、ペナルティーエリア内でレロイ・サネから受けたパスを得意の左足でシュートし、ダメ押しとなる4点目を記録した。この得点は、チャンピオンズリーグでの初得点となり、チームは4-0と大勝した[20]。3日後に行われた、4-0で勝利したプレミアリーグ第5節、AFCボーンマス戦でもゴールを決めた[21]。このゴールにより、20歳未満でのプレミアリーグ通算二桁得点を記録した。この記録は、アフリカ人として、またマンチェスター・シティFCの選手として、初の記録となった[22]。
冬にガブリエウ・ジェズスが加入すると、フォワードとしての序列が下がり出場機会が減少した。ジェズスが怪我で長期離脱をしていた期間も、ジョゼップ・グアルディオラからの信頼を得ることはできず、ベンチ外の日々が続いた[23][24]。
レスター・シティ
2017年8月3日、レスター・シティFCと2022年までの5年契約を結んだことが発表された[25]。2017年8月11日、シーズン開幕戦となるアーセナル戦にてレスターでのデビューを果たした[26]。2017年10月24日、EFLカップ、リーズ・ユナイテッド戦にて初ゴールを決めた。
2020-21シーズン前半は途中交代での出場がほとんどであったが、シーズン後半、主力陣の怪我が重なったことでレスターはシステムを変更。ジェイミー・ヴァーディとの2トップでの起用が増加していった。2021年3月14日、シェフィールド・ユナイテッド戦にて、プレミアリーグでの初のハットトリックを達成。その1週間後のFAカップ準々決勝マンチェスター・ユナイテッド戦では2ゴールを記録し、クラブは29年ぶりに準決勝に進出した。2021年4月3日にはクラブと新たに2024年までの3年契約を結んだ[27]。2021年4月18日のFAカップ準決勝サウサンプトン戦では決勝ゴールを決め、1969年以来の決勝進出に貢献した。この試合を含む3月、4月の10試合で12ゴールをあげ、3月にはリーグ月間最優秀賞を受賞するなど、怪我による主力の不在とエースの不調が重なったチームを支えた。
2021年8月7日、FAコミュニティ・シールド、マンチェスター・シティ戦にて決勝点となるPKを決め、タイトル獲得に貢献した。
2024年6月8日、契約満了によるクラブ退団が発表された[28]。
セビージャ
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代表経歴
2013年にアラブ首長国連邦で行われたU-17ワールドカップでナイジェリアを優勝に導き、自身も最優秀選手賞に選ばれたという実績を持つ[30]。2015年11月13日のワールドカップアフリカ予選のスワジランド戦にて、66分に交代で投入され、フル代表デビューを果たした[31]。2016年5月27日のマリ戦にて、フル代表での初ゴールを記録した[32]。
ユース世代
2013 FIFA U-17ワールドカップへの出場をかけた、2013 アフリカ U-17チャンピオンシップに臨む代表メンバーに選出されると、決勝戦でコートジボワールにPK戦の末に敗北したものの、準優勝の成績を納め、U-17ワールドカップへの出場資格を得た[33]。U-17ワールドカップにおいてナイジェリア代表は、総得点26得点という攻撃力を武器に優勝を勝ち取った。この大会において、6得点7アシストと、チームの総得点の半分を演出し、攻撃の要としてチームを牽引した[34]。その活躍からU-17ワールドカップでのゴールデンボール(大会MVP)、シルバーブーツ(得点ランキング2位)を同時受賞した[35]。
2015 FIFA U-20ワールドカップにも出場したが、出場は2試合にとどまりチームはベスト16で敗北した[36]。
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人物・エピソード
- 2016-17シーズンから、FAカップでは準々決勝から決勝の延長戦の場合に限り、四人目の選手交代を認められることになった[37]。2017年4月27日、FAカップ準決勝にあたるアーセナルFC戦では、延長戦後半からラヒーム・スターリングとの交代でピッチに投入され、FAカップ史上初の四人目に投入された交代選手となった[38][39]。
- 2018年1月16日、FAカップのフリートウッド・タウンFC戦では、リヤド・マフレズのパスを受け、ゴールネットを揺らしたが線審は旗を挙げオフサイドの判定を下した。しかし、その後のビデオ判定にてオフサイドは無効となり正式にゴールと認められた。このゴールはイングランド史上初のビデオ判定で認められたゴールとなった[40]。
個人成績
クラブ
- 2024年6月8日現在[42]
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代表歴
出場大会
試合数
- 2024年8月1日現在
- 国際Aマッチ 55試合 15得点(2015年-)[43]
得点
- 勝(○)、分(▲)、敗(●)
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タイトル
クラブ
- マンチェスター・シティFC
- レスター・シティ
- FAカップ:2020-21
- コミュニティシールド:2021
- EFLチャンピオンシップ:2023-24
代表
- ナイジェリアU-17
個人
出典
外部リンク
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