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コウキ
マメ亜科の小高木の1種 ウィキペディアから
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コウキ (紅木、Pterocarpus santalinus[3])は、マメ亜科の小高木の1種である[6]。インド南部・スリランカ原産。
他に、コウキシタン、ミツバシタン、サンタルシタン、シタンなどの和名がある。ただし、正確にはシタンはツルサイカチ属(の複数種または1種)であり、本種(コウキ)をシタンとするのは誤りだという指摘もある[7][4]。属名もシタン属とするのは誤りとされるので[3]、ここではインドカリン属とする[7]。また、この種をヤエヤマシタン、インドシタン、インドカリンとする資料もあるが[8]、これらの和名はカリンに充てるのが普通である。
インド南部原産。
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木材
山岳材は緻密で固く、製材木屑は紅色で、空気に触れて黒褐色となる。
危機状況
自生する紅木資源の減少が著しく、現在ワシントン条約(CITES)付属書2類に指定され、国際取引に規制がある。
インド国内法等でも取引が厳しく規制されている。
2008年現在では中国の高級家具市場での需要と価格の高騰により、日本の三味線業界等への供給はほぼストップした模様である。
広義の「紅木」
→「ローズウッド (木材)」も参照
中国で使われる「紅木」の意味は、広くは銘木(特に色が赤〜黒い木)の総称である[9]が、種類が多く市場でも混乱してきたため、2000年に中華人民共和国国家標準 GB/T 18107 として以下の5属33種を紅木と定めた[10]。
- 紫檀属 (Pterocarpus) インドカリン属 - コウキ、カリンなど8種
- 黄檀属 (Dalbergia) ツルサイカチ属 - ブラジリアン・ローズウッドなど16種
- 柿樹属 (Diospyros) カキノキ属 - コクタンなど6種
- 崖豆藤属 (Millettia) ミレシア属 - M. laurentii(ウエンジ)、M. leucantha
- 鉄刀木属 (Senna) センナ属 - タガヤサン
なお、中国の植物学上「紅木」というのはベニノキのことであって、上記の「紅木」と異なる。
脚注
外部リンク
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