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サニー 永遠の仲間たち

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サニー 永遠の仲間たち』(サニー えいえんのなかまたち、: 써니)は、2011年公開の韓国映画。映画監督カン・ヒョンチョルの2作目の長編映画作品。42才の女性が離れ離れになった高校時代の仲間たちを探す過程で、青春時代の輝かしい日々を取り戻す様子を1970年代から1980年代の数々のヒットナンバーにあわせて描く。カン・ヒョンチョル監督は前作『過速スキャンダル』が韓国で観客動員数824万人を記録したのに続き、本作でも736万人の観客動員を突破した。

概要 サニー 永遠の仲間たち, 監督 ...
概要 サニー 永遠の仲間たち, 各種表記 ...
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ストーリー

舞台は韓国。夫や娘に恵まれ、慌ただしいながらも幸せな生活を送っているイム・ナミ(ユ・ホジョン)は、高校時代の友人ハ・チュナ(チン・ヒギョン)に母の入院先で再会。しかし、チュナはに冒され「余命2か月」と宣告されていた。「高校時代の仲良しグループ『サニー』の皆に会いたい」というチュナの最期の願いを叶えるため「サニー」のメンバーを探す過程で、ナミの人生で最も輝いている時代の記憶が蘇る。

田舎の漁村からソウルの女子校へ25年前(1980年代後半)に転校したイム・ナミ(シム・ウンギョン)は環境の変化に戸惑いつつも、義理人情に厚いリーダー格のチュナ(カン・ソラ)、二重まぶたに憧れるチャンミ(キム・ミニョン)、口の悪いジニ(パク・チンジュ)、凶暴な文学少女のクムオク(ナム・ボラ)、ミス・コリアを夢見るポッキ(キム・ボミ (女優)英語版)、クールで大人びた美少女のスジ(ミン・ヒョリン)とすぐに仲良くなる。流行中のボニーMの「Sunny」を採って7人のグループを「サニー」と命名し、青春の日々を過ごすナミ達だが、7人がダンスを披露する文化祭当日に起きた「ある事件」を切っ掛けに離れ離れになる。

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キャスト

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受賞

2011年度

  • 第48回大鐘賞:監督賞(カン・ヒョンチョル
  • 第48回大鐘賞:編集賞(ナム・ナヨン)
  • 第48回百想芸術大賞:女性人気賞(カン・ソラ
  • 第20回釜日映画賞:新人女子演技賞(カン・ソラ)
  • 第3回今年の映画賞:監督賞(カン・ヒョンチョル)
  • 第4回スタイル・アイコン・アワーズ:特別賞 コンテンツ・オブ・ザ・イヤー

楽曲

作中には彼女たちが青春時代を過ごした時代に流行した楽曲として、シンディ・ローパーの「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」や、ボニーMの「Sunny」、リチャード・サンダーソンの「Reality / 愛のファンタジー 」、Joyの「Touch by Touch」、ナミ(나미)の「ぐるぐる(빙글빙글) 」、チョ・ドッペ(조덕배)の「夢に(꿈에)」などの楽曲が使われている。

1980年代の韓国

ナミが高校時代を過ごす1980年代後半の韓国は、全斗煥大統領時代の第五共和制であり、1988年ソウルオリンピック開催を控え、国内の経済成長を果たした一方で、民主化を求める学生運動デモが絶えない時代でもあった。全斗煥大統領はそうした政治体制への批判をかわすために、映画や音楽などの娯楽に寛大な姿勢をとり、外国映画の流通やカラーテレビ放送などを解禁したと言われている(3S政策)。そういった当時の政治情勢や文化状況が映画内でも反映されている。

ディレクターズカット版

2011年5月4日に韓国内で公開された通常版のヒットを受け、同年7月28日に、通常版では編集によりカットされたシーンを付け足したディレクターズカット版が公開された[1]。通常版より11分長い135分。ディレクターズカット版では、ナミの兄のシーンやサニーメンバーの別れの事件場面でシーンが増えたほか、さらに強烈な悪口が追加されたため、同国内で青少年観覧不可判定を受けた[2]。日本未公開。

リメイク

複数の国、地域でリメイクされている。

香港

香港の地上波放送局TVBで全32回のドラマでリメイクされた。タイトルは『ネバー・ダンス・アローン』(英題:Never Dance Alone 、中題:女人俱樂部、前題:Aerobic Girls舞室保衛戰、M Club)。2013年6月から11月に制作され、2014年4月から6月にかけて放送された。

ベトナム

輝ける日々に』(原題:Tháng năm rực rỡ 、英題:Go Go Sisters)のタイトルでベトナムにおいてグエン・クワン・ユン監督によりリメイクされた[3]。2018年3月9日公開。作中における「現在」と「高校時代」の時代設定は、2000年と1975年の南北統一にいたる数年間に置き換えられている[4]。興行収入は850億VNDとヒットした[5]

日本

SUNNY 強い気持ち・強い愛』のタイトルで日本においてリメイクされた[6]。2018年8月31日公開、主演:篠原涼子、監督:大根仁。また、初のミュージカル化も2023年に行われた。

インドネシア

『Bebas』のタイトルでインドネシアにおいてリリ・リザ監督によるリメイクが発表されている[7]。2019年末公開予定。時代設定は「現在」が2019年、「高校時代」はスハルト長期政権末期でインドネシアのポップカルチャーが台頭した1995-1996年に置き換わっている。また、主人公が所属するグループが、女性5人、男性1人の男女混在グループに変更されている[8]

アメリカ

『Bye Bye Bye』のタイトルでアメリカにおいてユニバーサル・ピクチャーズケヴィン・ハートによるプロデュースでリメイクされることが発表されている[9]

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脚注

外部リンク

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