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篠原涼子

日本の女優、歌手 (1973-) ウィキペディアから

篠原涼子
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篠原 涼子(しのはら りょうこ、1973年8月13日[2] - )は、日本女優歌手群馬県桐生市出身[2]ジャパン・ミュージックエンターテインメントイー・コンセプト)所属。

概要 しのはら りょうこ 篠原 涼子, 別名義 ...
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来歴

要約
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1989年、オーディション情報誌『De☆View』の夏の特別オーディションで現事務所に合格し所属[3]。同年10月、ドラマ『高速戦隊ターボレンジャー』(テレビ朝日)第33話に女子生徒役でゲスト出演した。

1990年、16歳の時にアイドルグループ・東京パフォーマンスドール(TPD)のメンバーとしてデビュー。同年5月、シングル「JUST LIKE MAGIC」をグループ内ユニット[注 1]のGOLBIES名義でリリースしCDデビュー。

1991年12月よりフジテレビのバラエティ番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』にレギュラー出演しコントやコーナーに挑戦する。アイドルでありながらお笑いに体当たりで臨む姿勢が人気を博し知名度を得る。

1993年日本武道館2days、1994年横浜アリーナで東京パフォーマンスドールのコンサートを開催[4]

1994年7月、小室哲哉プロデュースにより、篠原涼子 with t.komuro名義でシングル「恋しさと せつなさと 心強さと」をリリース。翌年にかけてロングヒットし[5]、累計202.1万枚を売り上げ(オリコン調べ)、ダブルミリオンを記録する大ヒットとなりブレイク。同年の第36回日本レコード大賞では優秀賞を受賞[6]。『第45回NHK紅白歌合戦』で紅白初出場を果たした[7]。同年9月、東京パフォーマンスドールを卒業。

1995年にシングル「もっと もっと…」「Lady Generation」アルバム「Lady Generation 〜淑女の世代〜」をリリースした後、小室プロデュースを離れる。以後ヒット曲にはなかなか恵まれなかったが、歌手活動と並行して積極的に女優業も行いドラマ出演を重ね、『きらきらひかる』(1998年、フジテレビ)『危険な関係』(1999年、フジテレビ)などでの演技が評価されるようになり、徐々に女優として人気が上昇。

1998年よりグンゼの男性下着ブランド『BODY WILD』のイメージキャラクターに起用され、男性下着のボクサーパンツを着用してCMに出演した。女性が男性用下着CMのイメージモデルを務めたことで話題を呼んだ[8]。CMのキャッチコピーは「男のパンツの広告してます。」。

2001年蜷川幸雄演出の彩の国シェイクスピア・シリーズハムレット』でオフィーリア役を務め、舞台初出演[9]

2003年宮藤官九郎脚本のドラマ『ぼくの魔法使い』(日本テレビ)でヒロインを務め、古田新太演じるおじさんの姿に変身してしまう妻・町田留美子(るみたん)役を好演した[10]

2004年、『光とともに…〜自閉症児を抱えて〜』(日本テレビ)で連続ドラマ初主演を務め、自閉症児の母・東幸子役の演技が好評を博した[11]。同じ春クール放送のドラマ『アットホーム・ダッド』(フジテレビ)ではヒロインで出演し、2作品のゴールデンタイムの連続ドラマを、主演とヒロインで並行して撮影をした。両作品ともヒットドラマとなり高視聴率を獲得し、女優として高い評価を得た。

2005年、主演ドラマ『溺れる人』(日本テレビ)でアルコール依存症の女性役を演じ、その演技力が高く評価され、第31回放送文化基金賞演技賞を受賞した。同年、主演ドラマ『anego[アネゴ]』(日本テレビ)で自然体な頼れるOL・野田奈央子役を好演[12]。ヒットドラマとなり大きな話題を呼び、人気女優としての地位を確立。同年秋、蜷川幸雄演出の舞台『天保十二年のシェイクスピア』に出演[13]

2006年、主演ドラマ『アンフェア』(フジテレビ)で刑事・雪平夏見役を好演[14]。映画化もされて10年に渡って続いた大人気シリーズとなり、劇場版3作品(2007年アンフェア the movie[15]2011年アンフェア the answer[16]2015年アンフェア the end[17])は、いずれも興行収入20億円を突破する大ヒットを記録した。

2007年、主演ドラマ『ハケンの品格』(日本テレビ)で特Aランクの派遣社員・大前春子役を好演[18]。最高視聴率26.0%を記録する大ヒットとなった。同年3月公開の映画『アンフェア the movie』で映画初主演[15]。『アンフェア』や『ハケンの品格』での演技が評価され、第44回ギャラクシー賞個人賞を受賞した[19][20]

2013年、主演ドラマ『ラスト♡シンデレラ』(フジテレビ)で、おやじ女子・遠山桜役を好演[21]、ヒットドラマとなり多くの反響を呼んだ[22]。同年8月、出身地である群馬県桐生市の観光大使に任命される[23][24]

2014年より女性下着メーカー・トリンプのイメージキャラクターに起用され、『天使のブラ®』などのCMに出演し、ブラジャー姿の美しい胸元を披露した[25]。よって、男性用女性用両方の下着CMに出演した経歴を持っている。

2017年、主演ドラマ『愛を乞うひと』(日本テレビ)で、虐待を加える母と、虐待を受けて成長した娘の一人二役を演じる[26]

2018年脳死を宣告された娘を狂気とも言える行動で守り抜こうとする母役を演じた主演映画『人魚の眠る家[27]と『SUNNY 強い気持ち・強い愛[28]での演技が評価され、第43回報知映画賞主演女優賞を受賞した[29][30]。同年夏、栗山民也演出の舞台『アンナ・クリスティ』で舞台初主演を務める[31][32]

2019年第42回日本アカデミー賞において『人魚の眠る家』で優秀主演女優賞、『北の桜守』で優秀助演女優賞をダブル受賞した[33]

2020年度後期放送のNHK連続テレビ小説おちょやん』(NHK総合)で朝ドラ初出演[34]

2022年、主演を務めたNetflixシリーズ『金魚妻』が全世界で配信[35]。大胆な濡れ場シーンに挑んだ[36][37]。各国週間ランキングでは日本、香港、台湾で週間1位を獲得した[38]。世界ランキングのNetflix週間グローバルTOP10(テレビ・非英語)では世界7位にランクインし、日本の作品で初めて世界ランキングTOP10入りを果たした[39]。また、同ドラマの主題歌「Crazy for you」をsino R fine(シノールフィーネ)名義で歌唱し配信リリース[1][40]。19年ぶりに歌手活動を再開した[41][42]

2022年9月、原曲を手掛けた小室哲哉がリアレンジし、篠原がボーカルを新録した「恋しさと せつなさと 心強さと 2023」が配信リリース[43]。『ストリートファイター6』(2023年発売)の日本イメージソングとして起用され、28年ぶりにセルフカバーした[44]。同年の『第73回NHK紅白歌合戦』に1994年以来28年ぶりに出場をし[45]、同曲を小室とともに披露した[46]

2023年、誕生日である8月13日を皮切りに、ビルボードライブ東京/大阪/横浜の3会場で、ライブツアー『篠原涼子 Birthday Premium Billboard Live 2023』を開催[47][48][49]

2024年行定勲演出の舞台『見知らぬ女の手紙』に主演[50][51]

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人物

要約
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私生活

2005年12月8日、俳優の市村正親と結婚。市村と25歳も年の差があったことから父親に結婚を猛反対されたが、最終的には許可してもらえた[52]

2007年11月に所属事務所を通じて妊娠4か月であることを発表。2008年5月10日に第1子となる長男・優汰[53]を出産した[54]

2011年9月に第2子の妊娠(妊娠3か月)が報じられ、2012年2月22日に次男を出産した[55]

2021年7月24日、市村との離婚を発表。長男と次男の親権は市村が持つ[56]

生い立ち

篠原が2歳の時に母親を亡くしているため、母親の記憶は無い[57]。3人兄妹の末っ子で、6歳上の兄と3歳上の姉がおり、父子家庭で育った[57]。篠原の得意とする料理は父親から伝授されたもので、男手ひとつで育ててくれた父親を尊敬している[57]。父親は2010年8月に挙げた篠原の結婚式を見届けた3日後に亡くなった[58]。父親は群馬県出身、母親は北海道出身[59]

小学生の頃から歌手の中森明菜のファンになり、歌手になりたいと思うようになる[60]。憧れである中森とは1992年にドラマ『素顔のままで』(フジテレビ)で初共演している。

高校1年生の夏に中退し上京[57]。16歳で芸能界デビューしてから半年間、東京パフォーマンスドール(TPD)の活動をしながら、新宿にある寿司屋アルバイトをしていた[61]。これはTPDのプロデュースの一環で、未成年であったため、事務所から学業か社会勉強かのどちらかを選択するよう指示された事。デビューして1年半はTPDのメンバーの川村知砂と一緒に住んでいた[62]

エピソード

  • 1994年発売のシングル『恋しさと せつなさと 心強さと』で、日本の女性ソロ歌手のCDシングル売上で初めてダブルミリオンを記録した。小室哲哉は当時の篠原の印象を「東京パフォーマンスドールで活動する姿とバラエティでの姿のギャップがすごい。この子は負けない子だな。くじけないだろうな。」「女優さんになれると思った」と語っている[63][64]
  • 女優業の転機となった作品は1996年に出演したドラマ『ナニワ金融道2』(フジテレビ)。宮本理江子監督や山口雅俊プロデューサーが「良いね」と褒めているところを傍で聞いたことで芝居に手応えを感じられ、自信が持てるようになり、女優の道を志そうと決意した[65][66][67]
  • 2001年に蜷川幸雄演出の舞台『ハムレット』に出演したことで勇気も自信もつき、積極的に芝居に取り組むようになった[68][9]
  • ドラマやCMなどのイメージから、明治安田生命が新入社員を対象に調査した「理想の上司」の女性第1位に2007年・2008年と2年連続で選ばれた[69][70]
  • デビューして間もない頃、ダウンタウンとの共演について「関西の言葉に慣れるまで、言葉が通じず答えが返せなくて、怒るときはビシッてテレビからは想像できないくらい厳しいです。」とコメントをしている[4]。2012年12月17日放送のフジテレビ系『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』最終回にサプライズ出演し、ダウンタウンや東野幸治と久々の共演を果たした[71]。2017年1月6日放送の日本テレビ系『アナザースカイ』にゲスト出演した際、今田耕司と20年ぶりの共演を果たした[72]
  • 趣味は溶岩ヨガ[73]水泳[74]。好きなアーティストはSuchmos[75][76]
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受賞歴

1994年
1995年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2013年
2018年
2019年
2024年
  • 第35回日本ジュエリーベストドレッサー賞 50代部門[85]

出演

要約
視点

※役名の太字は主演作品。

テレビドラマ

配信ドラマ

映画

舞台

劇場アニメ

吹き替え

ゲーム

ドキュメンタリー番組・特別番組

バラエティ番組

音楽番組

NHK紅白歌合戦出場歴

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MV

ラジオ

CM・広告

ライブ

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書籍

雑誌連載

  • 宝島社『InRed』 篠原涼子「ほっこり物語」(2007年2月号 - 2021年1月号)
  • マガジンハウス『BOAO』
    • 「sexy conservative “セクサバ!” Starring 篠原涼子」(2005年3月号 - 2005年12月号)
    • 「篠原涼子 好奇心★会議」(2006年4月号 - 2007年3月号)
    • 「篠原涼子のベストルック」(2007年4月号 - 2007年8月号)
    • 「篠原涼子 Talking About...」(2007年9月号 - 2008年12月号)

エッセイ

  • 篠原涼子 ピンぼけ(1995年4月、ソニー・マガジンズISBN 4-7897-0970-1

写真集

その他

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ディスコグラフィ

シングル

CDシングル

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配信限定シングル

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アナログ盤

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アルバム

オリジナル・アルバム

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ベスト・アルバム

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グループアルバム収録のソロ楽曲

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映像作品

ミュージック・ビデオ

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ライブ・ビデオ

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その他の作品

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脚注

外部リンク

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