トップQs
タイムライン
チャット
視点

バラモンジン属

ウィキペディアから

バラモンジン属
Remove ads

バラモンジン属(婆羅門参属、学名Tragopogon)とは、被子植物キク目キク科のひとつ。英語ではサルシファイ(サルシフィー[2])、ゴーツベアードなどと呼ばれる。140以上のがある。

概要 バラモンジン属, 分類(APG III) ...
Remove ads

特徴

多年草または二年草として成長する。バラモンジン属の直根性で、乳液が出る。の色は種によって異なるが、黄色、紫色、青銅色など。ヨーロッパアジア原産だが、北アメリカオーストラリア等ヘも移入され分布している。

ヨーロッパで一般にサルシファイとして知られる野菜はパープルサルシファイ(Tragopogon porrifolius和名バラモンジン)のことで、根が牡蠣の味に似ていることからオイスタープラントとも呼ばれるが、味は特徴のない甘みである。パープルサルシファイの新芽は若葉と同様に食べることができる[3]

キバナバラモンジンScorzonera hispanica)はブラックサルシファイ、スパニッシュサルシファイとも呼ばれ、バラモンジン同様根菜として利用されるが、バラモンジン属ではなくフタナミソウ属である。

バラモンジン属は交雑種分化英語版の事例としても知られる。1900年代初頭に北アメリカにフトエバラモンギク英語版T. dubius)、キバナムギナデシコ(T. pratensis)、バラモンジン(T. porrifolius)の3種が移入されて帰化した。1950年代にアイダホ州ワシントン州で新種T. miscellusT. mirusが発見されたが、前者はフトエバラモンギクとキバナムギナデシコの交雑による四倍体、後者はフトエバラモンギクとバラモンジンを祖に持つ異質倍数体である。

Remove ads

和名

バラモンジンの「バラモン」はインドの司祭を意味し、サンスクリット語ブラーフマナ (ब्राह्मण)を音写したもの。「ジン」は漢語の「參」で、根を薬用にするオタネニンジン(朝鮮人蔘)に由来する[4]

脚注

参考文献

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads