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サンセットイエローFCF
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サンセットイエローFCF (Sunset Yellow FCF) は、橙色に着色することのできる着色料。アゾ系の食用タール色素に分類される合成着色料である。通称黄色5号(おうしょくごごう)。常温では赤の粒または粉末状の固体で、無臭である。分子式はC16H10N2Na2O7S2、分子量452.38。CAS登録番号 : 2783-94-0、モル質量 : 424.35 g/mol。熱や光には強く安定している。
工業的にはスルファニル酸と2-ナフタレンスルホン酸(シェファー酸)を反応させて生成する。
主に工業製品の着色用途や食品添加物として使用される。旧厚生省は天然に存在しない添加物に分類している[1]。
EUでは食品添加物(E番号:E110)として認可している[2][3]。またアメリカではFederal Food, Drug, and Cosmetic Act(FD&C法)[4]に基づき、"FD&C Yellow No. 6"として食品(医薬品または化粧品)添加物として認可されている[5]。
FAO/WHO合同食品添加物専門家委員会 (JECFA) の毒性試験では短期毒性、長期毒性および発がん性は確認されていない[6]。国際癌研究機関 (IARC) の発がん性リスク評価においても発がん性が確認できていない(Group 3)。
EU圏では2008年の法律改正 (REGULATION (EC) No 1333/2008[7]) 以降は摂取量の見直し、商品ラベルに対して成分表示することと共に「子供の行動や注意に悪影響を及ぼすかもしれない」[8]という注意文の掲示が義務づけられた[9](記事 タール色素に詳しい)。
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脚注
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