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シャウエン州
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シャウエン州(シャウエンしゅう、フランス語: Province de Chefchaouen、アラビア語: إقليم شفشاون)は、 タンジェ=テトゥアン=アル・ホセイマ地方に位置する州。州都はシャウエン。
地理
北東は地中海に面している。北東にはテトゥアン州とアライシュ州、南西はウェザーン州、西はアル・ホセイマ州が隣接している。また、南はフェズ=メクネス地方のタウナト州に隣接している。
シャウエン州はリフ山脈にあるため2000mを超える険しい山に囲まれている。また、地中海に面している地域も殆どが山で平地は限られている。森林面積は118,957haである[3]。
気候
ケッペンの気候区分で地中海性気候(Csa)に区分される。10月から4月にかけて気温が低くなり降水量が増加する。5月から9月にかけて気温が高く降水量が低くなる。山岳部では平均年間総雨量が800から1,400mmになる。時には2,000を超すことも[3]。また、シャウエン州は山に囲まれているためにモロッコで最も降水量が多い地域である[4]。
人口
2020年の人口は479,932人と推定される。都市人口は12.97%の62,241人である。
2004年の国勢調査では422,891人、2014年の国勢調査では457,432人だった。
経済・産業
テシャウエン州の主な産業として農業(穀物、果物)、畜産(ヤギ)。また、雨も多いため林業が他の地域よりも盛んである[3]。
産業別データ[3]
- 農業 - 2016年時点のシャウエン州の農地の広さは106,676haである。
- 果物 - 農地は約半数の48.76%の52,013haを占める。収穫量は65,493トンうちオリーブが約3分の2の43,662トン、次いでイチジクが30.54%の20,000トンである。
- 穀物 - 農地の21.65%の23,100haを占める。収穫量は21,082トン。パンコムギが45.30%の9,550トンを占め、続いてデュラムコムギの22.77%の4,800トン、オオムギの31.93%の6,732トンが占める。
- マメ科 - 農地の3.02%の3,220haを占める。収穫量は1,393トン。そのうち半数以上がソラマメの57.43%の800トンを占める。
- 野菜 - 野菜の農地が一番小さく、0.17%の180haを占める。収穫量は1,740トンでうちトマトが約4分の3の1,300トンを占める。
- 畜産 - 2016年の赤身肉の生産量は1037.4トン。
- 漁業 - 2016年時点で約2,100人が漁業に務めており、漁獲量は14トンであった。
- 観光業 - 2016年時点でシャウエン州には1796人を収容できる68のホテルが営業している。2016年の年間泊数は50,993泊だった。
教育[3]
2014年の国勢調査ではシャウエン州の識字率は59.8%だった。2004年の国勢調査の43.7%より増加したものも、タンジェ=テトゥアン=アル・ホセイマ地方の中で最も低い数値である[2]。
2016年時点の各施設数:
- 幼児教育 - 989施設
- 初等教育 - 150校
- 前期中等教育 - 19校
- 後期中等教育 - 17校
交通
鉄道
シャウエン州内には鉄道は走っていない。
道路
2016年のシャウエン州の公道の総延長は588,59Km。うち577.59Kmが舗装道路。内訳は州道が255.48Km、国道が231.15Km、地方道が101.96Km。高速鉄道は走っていない[3]。
国道
空港
シャウエン州に空港はない。
観光地・史跡
行政区画[3][5]
要約
視点

シャウエン州は1つの都市コミューンと27つの田舎コミューンの合計28つのコミューンから構成されている。
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脚注
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