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シャウムブルク=リッペ福音ルター派州教会
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シャウムブルク=リッペ福音ルター派州教会(ドイツ語: Evangelisch-Lutherische Landeskirche Schaumburg-Lippe )は
ドイツ福音主義教会 (EKD)に加盟する20の福音主義州教会の一つである。他の州教会と同様に、シャウムブルク=リッペ福音ルター派州教会も公法上の社団[4][注 1]である。この州教会本部はニーダーザクセン州 ビュッケブルク (シャウムブルク郡)に置かれている。この州教会には43.111人の教会員が属しており (2024年12月31日現在)、教会員数28.403人のアンハルト福音主義州教会に次ぐ規模の小さい州教会である。シャウムブルク=リッペ福音ルター派州教会は ドイツ福音主義教会 (EKD) に属するルター派教会であり、ドイツ合同福音ルター派教会 (VELKD) の加盟州教会でもある。さらに、ルター派世界連盟 (LWB)と世界教会協議会 (WCC)にも加盟している。加えて、ニーダーザクセン州福音主義教会連合にも加盟している。首座教会として、州教会監督 が通常の説教をおこなうのはビュッケブルク・シュタット教会である。

教会正面ファザード
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州教会管轄地域
シャウムブルク=リッペ福音ルター派州教会は、1946年まで存続していたシャウムブルク=リッペ州のあった地域から成る。この地域は第二次世界大戦後、イギリス占領軍統治下に置かれたが、1949年のドイツ連邦共和国成立に際して、ニーダーザクセン州に属することになった。この地において、ビュッケブルク郡とシュタットハーゲン郡が1948年にシャウムブルク=リッペ郡として一つにまとめられた。1977年の郡域再編に際して、旧シャウムブルク=リッペ郡とグラーフシャフト・シャウムブルク郡とが合併して、シャウムブルク郡が成立した。シャウムブルク=リッペ福音ルター派州教会は、シャウムブルク郡北部地域から成る。ただし、ヴィーデンザール村 (フレッケン)のルター派教会共同体はハノーファー福音ルター派州教会に属している。グローセンハイドルン、イーデンゼルモーア=ニーングラーベン、シュタインフーデは1974年3月1日までにヴンストルフに合併され、ハノーファー郡に移された。 ノルトライン=ヴェストファーレン州デトモルト行政管区のミンデン=リュベッケ郡に位置するペータースハーゲンのフリレ市区にあるルター派教会共同体はシャウムブルク=リッペ福音ルター派州教会に属している。
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歴史
要約
視点

シャウムブルク=リッペ福音ルター派州教会の歴史はシャウムブルク=リッペ侯国の消長と分かち難く結びついている。12世紀以降、 リンテルン近郊のシャウムブルク城にちなんで命名されたこの伯爵家は狭いながらもこの地域を支配した。教会に関しては、ローマ・カトリック教会ミンデン司教区に属していた。宗教改革時代において、オットー4世 (シャウムブルク=リッペ伯)がエリザベート・ウルスラ・フォン・ブラウンシュヴァイク=リューネブルクと結婚し、1559年5月5日にメクレンブルク教会規則を導入した[5]。妻となったウルスラは告白公と呼ばれた エルンスト1世 とメクレンブルク=シュヴェリーン公国 ハインリヒ5世の娘ゾフィーの娘であった。オットー4世 (シャウムブルク=リッペ伯)が夫婦財産契約において、誓約したからである。そのため、伯爵領の信仰は福音ルター派教会 になった。シュタットハーゲン のフランシスコ会修道士とヘッシシュ・オルデンドルフのフィッシュベックとオーベルンキルヒェンの修道女が宗教改革導入に抵抗したが失敗し、ルター派による宗教改革が導入された[6]。
1640年 、旧シャウムブルク伯領は、リッペ伯(シャウムブルク=リッペ伯領 )とヘッセン=カッセル方伯との間で分割された。このヘッセン部分はシャウムブルク伯領の名を継承した。これに伴い、リンテルンはヘッセンの飛び地軍事都市となり、防衛施設が強化された。1866年にはヘッセン方伯領がプロイセン王国に併合され、ヘッセン=ナッサウ州となり、1904年にグラーフシャフト・シャウムブルク郡が創設され、郡庁所在地はリンテルンになった。1932年にプロイセン自由州の行政改革に伴って、この地はハノーファー州に配置換えされた。そのため、リンテルンのルター派教会共同体はハノーファー福音ルター派州教会に属することになっている。
シャウムブルク伯領のリッペ伯側領地は1647年以降シャウムブルク=リッペ伯領と称した。1807年に諸侯に昇格し、1815年にはシャウムブルク=リッペ侯国としてドイツ連邦に参加した。1871年にはドイツ帝国の構成国の一つになった。1918年のドイツ革命でシャウムブルク=リッペ候が廃位されるとシャウムブルク=リッペ州となり、1946年まで独立を保ったが、その後新たに創設されたニーダーザクセン州に統合された。シャウムブルク=リッペはビュッケブルク郡とシュタットハーゲン郡の2つの郡から構成されていたが、1948年にシャウムブルク=リッペ郡としてまとめられた。
シャウムブルク=リッペ伯は改革派教会の信仰を持つようになり、ビュッケブルクを本拠地にした。シャウムブルク=リッペ侯は改革派諸侯として領邦教会の首長(summus episcopus)でもあったが、領民と領邦教会のルター派信仰を変えることは出来なかった[6] [注 2]。領邦教会の霊的指導者は総地区長 (ズーパーインテンデント)と呼ばれた。この侯国で最も著名だった人物は、1771年から1776年までビュッケブルクで活動したヨハン・ゴットフリート・ヘルダーであった[7]。なお、シャウムブルク=リッペ領邦教会は侯国政府の支配下に置かれていたのではなく、並び立つ形になっていた[6]。

領邦教会宗務局公式印章
第一次世界大戦でドイツ革命によってヴァイマル共和国が成立し、1918年に侯国は解体され、その領地にはシャウムブルク=リッペ州が成立した。州教会総会によって教会は運営されることになった。州教会トップとして、総地区長 (ズーパーインテンデント)が選出された。
第二次世界大戦後の1946年8月23日のイギリス軍政令第46号でイギリス占領地域の諸州を独立国とすることが宣言され、シャウムブルク=リッペ州はシャウムブルク=リッペ共和国となった。 1946年11月23日、シャウムブルク=リッペはブラウンシュヴァイク共和国 (ソ連占領下にあり、ザクセン=アンハルト州に統合された東部のブランケンブルク郡とカルフェルデの飛び地およびヘルムシュテット郡を除く)、ハノーファー州 (ソ連占領下のエルベ川右岸を除く)、オルデンブルク共和国と共に、ニーダーザクセン州に統合された。また、2つの郡も郡庁所在地をシュタットハーゲンとするシャウムブルク=リッペ郡に統合された。1975年1月19日にはドイツ連邦共和国基本法第29条に基づいてシャウムブルク=リッペ侯国の回復を求める住民投票が行われ、賛成多数であったが連邦議会に結果の受け入れを拒絶されている[8]。
シャウムブルク=リッペ郡はニーダーザクセン州に属することになったが、シャウムブルク=リッペ州教会は独立を維持した上で、ドイツ福音主義教会 (EKD)、ドイツ合同福音ルター派教会 (VELKD)に加入した。1949年、州教会トップの名称が、総地区長 (ズーパーインテンデント)から州教会監督 (ランデスビショフ)に変更された。
女性の牧師任職を、シャウムブルク=リッペ州教会は1991年になって認めた。女性牧師任職に関して、シャウムブルク=リッペ州教会はドイツ福音主義教会加盟州教会の中で、最後になった。 今日まで、ニーダーザクセン州にある州教会統合に関する議論が、ニーダーザクセン州福音主義教会連合の場において、機会があるたびにおこなわれている。
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州教会の指導教職者

シャウムブルク=リッペ福音ルター派州教会のトップは州教会監督であり、州教会総会によって選出される。通例、定年の65歳で州教会監督は引退する。
州教会監督Landesbischöfe
- 1949–1966年: ヴィルヘルム・ヘンケ
- 1966–1979年: ヨハン・ゴットフリート・マルトゥシュ
- 1979–1991年: ヨアヒム・ホイバッハ
- 1991–2001年: ハインリヒ・ヘルマンス
- 2001–2009年: ユルゲン・ヨハネスドッター
- 2009–2024年: カール=ヒンリヒ・マンツケ
- 2024–オリバー・シューグラフ :
州教会総会
州教会の議会として、州教会総会が存在している。総会議員は6年の任期で選ばれるが、一部は任命されて総会議員になる。州教会総会の役割は政治における議会と同様である。議事進行を担うのは州教会総会議長である。
州教会運営
要約
視点
州教会宗務局と州教会評議会
州教会事務局Landeskirchenamt

州教会監督は州教会事務局のあるビュッケブルクで職務をおこなう。州教会事務局の最高責任者でもある[注 3]。事務局はそれぞれの専門分野を担当する3つの主要部門から成る。Ⅰ教会規則と運営、Ⅱ霊的指導、Ⅲ神学の3つである。宗務局長がⅠ、州教会監督はⅡ、神学担当顧問はⅢの部局を担当する。加えて、投票権を持たない宗務局幹部としての書記が置かれる。
州教会評議会Landeskirchenrat
州教会評議会は州教会運営機関であり、州教会監督が代表する。評議会指導部には、州教会監督、神学担当副代表、宗務局長、州教会総会議長、4人の州教会総会議員によって構成される。
運営組織体制
州教会の運営制度はヒエラルキー構造になっている。 居住地域に、教会共同体 (Kirchengemeinde)が存在する。教会共同体自体が公法上の社団であり、教会員から選出された役員による教会共同体役員会が設置される。役員会はその代表を選んだ上に、牧師と共に教会共同体を運営する。ビュッケブルクとシュタットハーゲンの教会共同体は指導牧師によって導かれる。なお、指導牧師は特定の専任管区を持たない。
複数の教会共同体が集まって教会地区 (Kirchenbezirk)を形成する。これは行政組織における郡に相当し、地区長によって指導される。 教会地区が集まって州教会を形成する。州教会はドイツの州に相当する。なお、シャウムブルク=リッペ福音ルター派州教会には、行政管区としての県に相当するものは存在していない。
教会地区 Kirchenbezirke
シャウムブルク=リッペ福音ルター派州教会の管轄地域は東教会 (シュタットハーゲン)地区と西教会 (ビュッケブルク)地区に分かれている。教会地区ごとに教区長が置かれるがその所在地は固定されないが、教会地区における牧会担当地区と結びついている。州教会監督は西(ビュッケブルク)教会地区に常駐しながら州教会全体を指導し、指導牧師は東(シュタットハーゲン)教会地区から州教会全体を指導する
教会共同体 Kirchengemeinde
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シャウムブルク=リッペ福音ルター派州教会礼拝式文
要約
視点
礼拝の概念はギリシャ語の"λατρεία"(ラトリア)に由来し、神による奉仕が語源になる。 福音主義教会の礼拝はローマ・カトリック教会のミサとは異なる強調点を持つ。 シャウムブルク=リッペ福音ルター派州教会はニーダーザクセン州にあるハノーファー福音ルター派州教会 、ブラウンシュヴァイク福音ルター派州教会、オルデンブルク福音ルター派教会、隣接州にあるブレーメン福音主義教会と共通讃美歌集を編集発行している。その讃美歌集には主に2つの基本礼拝式文が収録されている[9]。
第1基本式文は 聖餐式式文を含む伝統的な福音主義教会礼拝式文を踏襲しており、 第2基本式文は説教礼拝とも呼ばれる式文に聖餐式式文を加えた形式になっている。 前者はルター派、後者は改革派教会礼拝式文に近いが、ニーダーザクセン州、ブレーメン州にある福音主義教会共同体において、 礼拝式文の選択は個別の教会共同体に任されているため、ルター派教会共同体においても第2基本式文を用いて礼拝をおこなう場合もある。
シャウムブルク=リッペ福音ルター派州教会聖餐礼拝第1基本式文
(シュタットハーゲン)
【A 礼拝開始と祈り】
- 鐘楼で鐘を鳴らす
- オルガン前奏曲
- 礼拝開始のことば
司式者/父と子と聖霊のみ名によって。
会衆/アーメン。
司式者/ 我らの救いは主の御名にあり。
会衆/主は天と地とを造られた。 - 礼拝開始の讃美歌
- 旧約聖書詩編朗読
- グロリア・パトリ(栄唱)
父と子と聖霊に栄光あれ、はじめも今も後も、とこしえに。アーメン(歌唱)
通常は州教会讃美歌集EG 177-1.2.3の曲で歌う。日本では(讃美歌21)の25番に収録。 - Salutatio サルタチオ (礼拝開始の挨拶)
司式者/我らの主イエス・キリストと神の愛による慈しみと聖霊による結びつきが、汝らすべてにありますように。
会衆/御霊と共におられるように。 - 礼拝開始祈祷・罪の告白
司式者/罪を告白し祈らん。
会衆/全能の神よ。我らを憐れみ給え。神は我らの罪を赦し、永遠の生命を与え給う。我らは主により頼む。
我らの罪を赦し、主の愛によって蘇らせ給え。アーメン。 - キリエ(歎願)
司式者/ Kyrie eleison(主よ、憐れみたまえ)
会衆/主よ、憐れみたまえ
司式者/ Christe eleison(キリストよ、憐れみたまえ)
会衆/キリストよ、憐れみたまえ
司式者/Kyrie eleison(主よ、憐れみたまえ)
会衆/主よ、我らを憐れみたまえ。
州教会讃美歌集EG 178,1-14、日本では讃美歌21の30-35番に収録。 - グロリア
司式者/天には栄光、神にあれ、
会衆/地には平和、御心に適う人にあれ。 - グロリア賛歌の歌唱
会衆/天にいます唯一の神によって、大いなる平安が与えられ、あらゆる争いが取り除かれる恵みに深く感謝。
我らは主を称え、祝福し、主の大いなる栄光に賛美。父なる神は永遠にして、この地を治め、その力は計り知れない。
思慮深き主の働きは永遠ゆえに、我らは幸いなり。
神のひとり子、イエス・キリストよ。世の罪を取り除く神の子羊、聖なる主よ。
我らすべてを憐れみ、苦しみから救い給え。
至高なる聖霊よ。悪魔の力から守る至聖なる慰め主よ。責め苦と苛烈なる死からの救うイエス・キリストよ。
あらゆる困窮と艱難から我らを守り給え!我らは主を信頼し、より頼む。
州教会讃美歌集EG 179、日本では(讃美歌21)の37番に収録。
- 司式者/主が汝らと共にあるように!
会衆/御霊と共におられるように。 - 主日の祈祷
司式者/祈祷 会衆/アーメン。
【B 宣教と信仰告白】
- 旧約聖書日課
司式者/旧約聖書日課朗読 - 讃美歌
- 使徒書聖書日課
司式者/使徒書聖書日課朗読 - ハレルヤ唱(受難節にはアーメンのみ)
会衆/ハレルヤ、ハレルヤ、ハレルヤ(歌唱)
(州教会讃美歌集EG 181,3) 日本では(讃美歌21)の39番(1-7)に収録 - 会衆/主に栄光があるように(歌唱)
- 司式者/福音書聖書日課個所朗読
会衆/キリストに誉れがあるように(歌唱) - 信仰告白
使徒信条の場合
会衆/われは天地の創造主、全能の父、神を信ず。
神のひとり子、我らの主イエス・キリストを信ず。聖霊により宿り、おとめマリアより生まれ、
ポンテオ・ピラトの下で苦しみを受け、十字架につけられ、死後葬られ、死の国に下られ、三日目に死者からよみがえり、
天に昇られ、全能の父である神の右に座したもう。そこから来られて生ける者と死にたる者を裁きたもう。
我は聖霊を信ず。聖なるキリスト教会、聖徒の結びつき、罪の赦し、死者のよみがえり、永遠のいのちを信ず。
アーメン。(州教会讃美歌集)EG 183,184,日本では讃美歌21の93-4番に収録
ニケア信条の場合
会衆/我らは唯一の神、全能の父、天と地、
あらゆる目に見えるもの、見えざるものの創造主を信ず。
唯一の主イエス・キリストを我らは信ず。あらゆる時代に先立って父より生まれし神のひとり子、
神よりの神、光より光、真の神の真の神、造られずに生まれ、神と同じ存在であり、あらゆるものは主により造られ給う。
我ら人類のために、我らの救いのために、天から下り、聖霊によりおとめマリアより肉体を得て人となり給う。
我らのためにポンテオ・ピラトの下で十字架につけられ、
苦しみを受け、埋葬され、聖書にあるように三日目によみがえり、天に昇られ給う。
父の右に座し、生きる人と死にたる人を決めるために、栄光につつまれて再び来たらん。その支配は永遠なり。
我らは主にもとで、いのちを与える聖霊を信ず。
聖霊は父と子から生まれ、父と子と共に拝され、賛美され、預言者により語られ給う。
我らは唯一の聖なる使徒たちのキリスト教会を信ず。
罪の赦しになる洗礼を我らは認め、死者のよみがえりと来るべき世のいのちを待ち望む。
(州教会讃美歌集)EG 805、日本では讃美歌21の93-4に収録 - 讃美歌
- 説教
- 讃美歌
- 席上献金
- 献金感謝祈祷
聖餐式をおこなわない場合、礼拝は【派遣と祝祷】に続くことになる。
【 C 聖餐式】

イエス・キリスト磔刑像
- 叙唱(序をなす感謝祈祷)
司式者/主の平安が汝らと共にあらんことを
会衆/御霊も共おられるように(歌唱)
司式者/汝ら、心を高く挙げん
会衆/主に向かい心を高く挙げん。
司式者/主なる神に感謝を捧げよ
会衆/感謝はふさわしく、正しいもの(歌唱) - サンクトゥス(歌唱)
会衆/聖なる、聖なる、聖なる万軍の主。
主の栄光は天と地に満つ。天にはホーサーナ。
主の御名によって来られる方を讃えよ。天にはホーサーナ。
(州教会讃美歌集)EG 185,1-5、日本では(讃美歌21)の83番に収録。 - 聖餐の祈祷
- 聖餐制定
司式者/私たちの主イエス・キリストは苦しみを受ける前夜、パンを取り、感謝しこれを裂き、弟子たちに与えて言われました。
「取って食べなさい、これはあなた方のための私のからだである。私の記念のためこれをおこないなさい」
食事の後、杯を同じ様にして弟子たちに言われました。
「取って、飲みなさい。これは罪の赦しのため、あなたがたのために流す私の血における新しい契約である。
私の記念のためこれをおこないなさい」 - 聖餐制定後の応唱
司式者/信仰の神秘
会衆/主の死を我らが宣べ伝え、主の蘇りを賛美せん、主が栄光に満ちて来られるまで。 - 聖餐の祈祷Ⅱ/司式者/アナムネーシスの祈り(イエスの死を想起)。
会衆/アーメン。 - 主の祈り
司式者、会衆/天の父よ。
汝の名が讃えられますように。
汝の国が来ますように。
御心が天と同じくこの地においても成されることを。
我らの日々のパンを今日も与え給え。
我らに罪を犯す者たちを我らが赦すように、
我らの罪も赦し給え。
我らを試みに会わせず、悪から救い給え。
国と、力と栄光も永遠に汝のものなり。アーメン。
(州教会讃美歌集)EG 186-188、日本では讃美歌21の93-5番に収録。 - 平和の祈り
司式者/主の平和が汝らと共にあるように
会衆/主と共に平和があるように
司式者/平和のしるしと連帯が共に与えれるように
会衆/言葉と働きにおいて、平和のしるしが現れるように - 神の子羊(アグヌス・デイ)
会衆(歌唱)/世の罪を取り除く神の子羊、キリストよ。我らを憐れみ給え。
世の罪を取り除く神の子羊、キリストよ。我らを憐れみ給え。
世の罪を取り除く神の子羊、キリストよ。平和を与え給え。アーメン。
州教会讃美歌集EG 190,1-2、日本では(讃美歌21)の86、87番に収録。 - 配餐
イエス・キリストの体であるパン(Hostie-聖餅、ホスチア)とイエス・キリストの血である葡萄酒が陪餐者に祭壇前で与えられる。 - 感謝歌唱
司式者/ 主に感謝せよ、主は慈しみ深い。
会衆/主の恵みは永久に絶えることが無い、ハレルヤ
司式者/聖餐感謝祈祷
会衆/アーメン。
【 D 派遣と祝祷】
シャウムブルク=リッペ福音ルター派州教会聖餐礼拝第2基本式文

【A 礼拝開始と祈り】
- 鐘楼で鐘を鳴らす
- オルガン前奏曲
- 礼拝開始のことば
司式者/父と子と聖霊のみ名によって。
会衆/アーメン。
司式者/ 我らの救いは主の御名にあり。
会衆/主は天と地とを造られた。 - Salutatio サルタチオ (礼拝開始の挨拶)
司式者/我らの主イエス・キリストと神の愛による慈しみと聖霊による結びつきが、汝らすべてにありますように。
会衆/御霊と共におられるように。 - 旧約聖書詩編朗読
- グロリア・パトリ(栄唱)
父と子と聖霊に栄光あれ、はじめも今も後も、とこしえに。アーメン(歌唱)
通常は州教会讃美歌集EG 177-1.2.3の曲で歌う。日本では(讃美歌21)の25番に収録。 - 礼拝開始祈祷
【B 宣教と信仰告白】
- 司式者/聖書日課朗読
- 説教
- 賛美歌、もしくはオルガン演奏、沈黙祈祷
- 罪の告白
司式者/神の前で、我らの罪を互いに告白しましょう。
我らは思いと言葉と行為において罪を犯しました。
自分たちの力によって、救われることはありません。
それゆえ、我らは比類なき神の憐れみにより頼みます。
キリストによる恵みを求め、祈ります。
神よ、我らの罪を赦し給え。
会衆/全能の神よ。我らを憐れみ給え。神は我らの罪を赦し、永遠の生命を与え給う。
司式者/神は我らの罪を憐れみ、
神の子イエスによる贖いにより、我らの罪を消し去ります。
聖霊を授けられる者たちは、神の戒めを守る民になります。
会衆/アーメン。 - 信仰告白
使徒信条の場合
会衆/われは天地の創造主、全能の父、神を信ず。
神のひとり子、我らの主イエス・キリストを信ず。聖霊により宿り、おとめマリアより生まれ、
ポンテオ・ピラトの下で苦しみを受け、十字架につけられ、死後葬られ、死の国に下られ、三日目に死者からよみがえり、
天に昇られ、全能の父である神の右に座したもう。そこから来られて生ける者と死にたる者を裁きたもう。
我は聖霊を信ず。聖なるキリスト教会、聖徒の結びつき、罪の赦し、死者のよみがえり、永遠のいのちを信ず。
アーメン。(州教会讃美歌集)EG 183,184,日本では讃美歌21の93-4番に収録。 - 説教壇からの祝福
司式者/恵みと平安が我らの父なる神から、主イエス・キリストから、あなた方にあるように(コリントの信徒への手紙一第1章3節朗読)。
会衆/アーメン。 - 賛美歌
【 C 聖餐式】
- 聖餐制定
司式者/私たちの主イエス・キリストは苦しみを受ける前夜、パンを取り、感謝しこれを裂き、弟子たちに与えて言われました。
「取って食べなさい、これはあなた方のための私のからだである。私の記念のためこれをおこないなさい」
食事の後、杯を同じ様にして弟子たちに言われました。
「取って、飲みなさい。これは罪の赦しのため、あなたがたのために流す私の血における新しい契約である。
私の記念のためこれをおこないなさい」 - 聖餐の祈祷
- 主の祈り
司式者、会衆/天の父よ。
汝の名が讃えられますように。
汝の国が来ますように。
御心が天と同じくこの地においても成されることを。
我らの日々のパンを今日も与え給え。
我らに罪を犯す者たちを我らが赦すように、
我らの罪も赦し給え。
我らを試みに会わせず、悪から救い給え。
国と、力と栄光も永遠に汝のものなり。アーメン。
(州教会讃美歌集)EG 186-188、日本では讃美歌21の93-5番に収録。 - 平和の祈り
司式者/主の平和が汝らと共にあるように
会衆/主と共に平和があるように
司式者/平和のしるしと連帯が共に与えれるように
会衆/言葉と働きにおいて、平和のしるしが現れるように - 配餐
イエス・キリストの体であるパン(Hostie-聖餅、ホスチア)とイエス・キリストの血である葡萄酒が陪餐者に祭壇前で与えられる。 - 感謝歌唱
司式者/ 主に感謝せよ、主は慈しみ深い。
会衆/主の恵みは永久に絶えることが無い、ハレルヤ
司式者/聖餐感謝祈祷
会衆/アーメン。 - 聖餐感謝の讃美歌
【 D 派遣と祝祷】
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讃美歌集
- Christliche Religionsgesänge zur öffentlichen und häuslichen Gottesverehrung für die Evangelisch Lutherischen Gemeinen des Fürstenthums Schaumburg-Lippe, Bückeburg, ab 1805 und ab 1855 mit einem Anhang von 150 Liedern versehen
- Gesangbuch für die evangelisch-lutherische Kirche des Fürstenthums Schaumburg-Lippe, Bückeburg, 1875?
- Evangelisches Kirchengesangbuch – Ausgabe für die evangelisch-lutherischen Kirchen Niedersachsens; Hannover, Göttingen, um 1950
- Evangelisches Gesangbuch – Ausgabe für die Evangelisch-Lutherischen Kirchen in Niedersachsen und für die Bremische Evangelische Kirche, Hannover/Göttingen, eingeführt im Advent 1994
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州教会文書館
シャウムブルク=リッペ福音ルター派州教会の文書類はビュッケブルク州立文書館に管理を委ねる形で保存されている。
ニーダーザクセン州福音主義教会連合関連団体と施設
宣教協力

福音ルター派教会宣教団本部
ハノーファー福音ルター派州教会、ブラウンシュヴァイク福音ルター派州教会、シャウムブルク=リッペ福音ルター派州教会の共同組織として、1977年にニーダーザクセン州福音ルター派教会宣教団 (ELM) が設立された。この宣教団体はシャウムブルク=リッペ州教会の海外パートナー教会と提携している。この宣教団の本部はツェレ郡ヘルマンスブルクに置かれている。
参考文献
和書
洋書
- Hans Walter Krumwiede: Kirchengeschichte Niedersachsens. 1. + 2. Teilband. Vandenhoeck & Ruprecht, Göttingen 1996. ISBN 3-525-55434-6 (Standardwerk)
- Peter Kollmar, Jens-Peter Kruse (Red.): Die Evangelisch-lutherische Landeskirche Hannovers, hrsg. vom Presse- und Informationsamt der Evangelisch-lutherischen Landeskirche Hannovers, Kassel: Druckhaus Thiele & Schwarz GmbH, 1988
- Werner Führer: Schaumburg-Lippe. In: Theologische Realenzyklopädie (TRE). Band 30, de Gruyter, Berlin/New York 1999, ISBN 3-11-016243-1, S. 80–83.
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脚注
外部リンク
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