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シャトルワース男爵
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シャトルワース男爵(英語: Baron Shuttleworth)は、連合王国貴族の男爵位。
教育者ジェイムズ・ケイ=シャトルワースが1849年に叙された準男爵位を前身とし、その息子である自由党の政治家第2代準男爵ユグトリード・ケイ=シャトルワースが1902年7月16日に叙されたのに始まる。2016年現在の当主は第5代シャトルワース男爵チャールズ・ケイ=シャトルワースである。
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歴史


教育者ジェイムズ・ケイ=シャトルワース(1804-1872)は、1839年から1849年にかけて枢密院教育委員会長官として貧困層への教育の普及に尽力し、その辞職に際しての1849年12月22日に(ガウソープ・ホールの)準男爵(Baronet"of Gawthorpe Hall")に叙された[1][2]。
彼の死後、その長男であるユグトリード・ケイ=シャトルワース(1844年-1939年)が第2代準男爵位を継承。彼は自由党所属の庶民院議員を務め、1886年2月から4月にかけてインド担当省政務次官、同年4月から8月にかけてランカスター公領大臣、1892年から1895年にかけて海軍省政務次官兼財務長官を務めた。そして1902年7月16日に連合王国貴族爵位ランカスターのパラティン州におけるガウソープのシャトルワース男爵 (Baron Shuttleworth, of Gawthorpe in the County Palatine of Lancaster)に叙され、貴族院議員に列した[2][3]。
彼の長男ローレンス(1887–1917)は父に先立って第一次世界大戦で戦死した[4]。
そのため初代男爵の死後、ローレンスの長男リチャード(1913–1940)が2代男爵位を継承したが、彼は第二次世界大戦のバトル・オブ・ブリテンで戦死した[5]。
2代男爵には子供がなかったのでその弟のロナルド(1917–1942)が3代男爵を継承したが、彼も第二次世界大戦の北アフリカ戦線で戦死した[6]。
3代男爵にも子供はなく、初代男爵の次男エドワード(1890-1917)(第一次世界大戦中に事故死)の長男チャールズ(1917–1975)が4代男爵を継承した。彼も第二次世界大戦に従軍して負傷をした[7]。
4代男爵の死後はその長男のチャールズ(1948-)が5代男爵を継承した。2016年現在の当主も彼である。彼は1998年から2006年までランカスター公領会議の議長を務め[8]、2016年4月23日には女王エリザベス2世よりガーター騎士団ナイトに叙された[9]。
一族の邸宅はランカシャー・パジアム・ガウソープ・ホールだったが、1970年に売却した。現在の邸宅はランカシャー・レック・レック・ホールである[2]。
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現当主の保有爵位・準男爵位
現当主チャールズ・ケイ=シャトルワースは以下の爵位・準男爵位を保有している[2]。
歴代当主一覧
(ガウソープのケイ=シャトルワース)準男爵(1849年)
- 初代準男爵サー・ジェイムズ・フィリップス・ケイ=シャトルワース(1804年-1872年)
- 2代準男爵サー・ユグトリード・ジェイムズ・ケイ=シャトルワース(1844年-1939年)
- 1902年にシャトルワース男爵に叙される
シャトルワース男爵(1902年)
- 初代シャトルワース男爵ユグトリード・ジェイムズ・ケイ=シャトルワース(1844年–1939年)
- 2代シャトルワース男爵リチャード・ユグトリード・ポール・ケイ=シャトルワース(1913年–1940年)
- 3代シャトルワース男爵ロナルド・オーランド・ローレンス・ケイ=シャトルワース(1917年–1942年)
- 4代シャトルワース男爵チャールズ・ユグトリード・ジョン・ケイ=シャトルワース(1917年–1975年)
- 5代シャトルワース男爵チャールズ・ジェフリー・ニコラス・ケイ=シャトルワース(1948年-)
- 法定推定相続人は現当主の長男トマス・エドワード・ケイ=シャトルワース(1976年-)
家系図
シャトルワース男爵ケイ=シャトルワース家系図
(ガイソープホールの)準男爵, 1849年 | |||||||||||||||||||||||
初代準男爵 ジェイムズ (1804–1877) | |||||||||||||||||||||||
シャトルワース男爵, 1902年 | |||||||||||||||||||||||
初代シャトルワース男爵 2代準男爵 ユグトリード (1844–1939) | |||||||||||||||||||||||
ローレンス (1887–1917) | エドワード (1890-1917) | ||||||||||||||||||||||
2代シャトルワース男爵 3代準男爵 リチャード (1913-1940) | 3代シャトルワース男爵 4代準男爵 ロナルド (1917–1942) | 4代シャトルワース男爵 5代準男爵 チャールズ (1917–1975) | |||||||||||||||||||||
5代シャトルワース男爵 6代準男爵 チャールズ (1948–) | |||||||||||||||||||||||
トマス (1976–) (法定推定相続人) | |||||||||||||||||||||||
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脚注
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