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ジョージアの地区
ジョージアの行政区画の単位 ウィキペディアから
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ジョージアでは、州および自治共和国の下位行政区画として、地区(ちく、グルジア語: მუნიციპალიტეტი、グルジア語ラテン翻字: munitsipaliteti)を設置している。2020年現在、ジョージアには64の地区があり、また地区と同等の権限を持つ行政単位として5つの自治市 (グルジア語: თვითმმართველი ქალაქი、グルジア語ラテン翻字: tvitmmartveli kalaki) がある[1]。ジョージアにおいて地区は、地方政府によって統治される行政区画の最小の単位である。地区の首長である地区長(グルジア語: მერი、グルジア語ラテン翻字: meri)および地区議会の議員は4年任期の公選により選出される。
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歴史
グルジアSSRの時代の1929年から1930年にかけて、帝政ロシア時代からの行政区画に対し刷新が行われ、現在の地区の区画に近いラヨン(ロシア語: Район、グルジア語: რაიონი)が創設された。ラヨンもまた、日本語で地区と訳される。このラヨンは1991年から2006年まで、ジョージアの大統領が任命した首長により統治された。首長は当初、プレペクティ(グルジア語: პრეფექტი、グルジア語ラテン翻字: prepekti、「長官」「知事」を意味する)と呼ばれ、後にガムゲブリ(グルジア語: გამგებლი、グルジア語ラテン翻字: gamgebli、「知事」「総督」を意味する)と改称された。1998年から2006年まで、地区とは別に、地方自治を行う組織体が設置された。この自治体はソペリ(村、グルジア語: სოფელი)、テミ(郷、グルジア語: თემი)、ダバ(町、グルジア語: დაბა)、あるいはカラキ(市、グルジア語: ქალაქი)[注釈 1]という単位であり、合計で1,004の自治体が存在した。
2005年、ジョージアの非政府組織は、二層制の地方政府の導入を想定したプロジェクトを立ち上げた。このプロジェクトでは、全国に13のムハレ(州、グルジア語: მხარე)を置き、その下にカラキ(市、グルジア語: ქალაქი)またはテミ(郷、グルジア語: თემი)を設置する案が提起された[2]。だがこのプロジェクトは受け入れられず、代わりに既存の下位自治体を廃止統合する案が採用された。その結果、地区は地方自治の最小単位となり、また地区の呼称はラヨンからムニツィパリテティ(グルジア語: მუნიციპალიტეტი、「自治体」を意味する)に変更となった[3]。2006年、統一地方選挙が実施され、地区議会議員が選出された。2014年には全ての地区長を住民の直接選挙で選ぶ法案が可決され[4]、同年の統一地方選挙で公選の地区長が選出された。
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地区の一覧
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注釈
参考文献
外部リンク
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