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スペースシャトルのミッション一覧

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スペースシャトルのミッション一覧
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スペースシャトルのミッション一覧(スペースシャトルのミッションいちらん)は、2011年の引退までのアメリカスペースシャトル有人宇宙飛行ミッション一覧である[1][2]

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STS-73を終えて着陸したアメリカスペースシャトルコロンビア号

フライトナンバー

要約
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ミッションごとに付番されたフライトナンバー(Flight number)は当初、スペースシャトル計画の公式名称である「宇宙輸送システム」(Space Transportation System)の略称「STS」を接頭辞として打ち上げの順序を示す連続番号を付けるアポロ計画と同様の方式を採っており、STS-91983年11月28日打ち上げ)までがこの形でミッションを実施した。

しかし1981年にNASA長官に就任したジェームス・モンゴメリー・ベッグスは、1970年アポロ13号事故以降、個人的に数字の「13」に極度の恐怖感を抱いていて、1984年に打ち上げ予定の「STS-13」(改称後のSTS-41-C、1984年4月6日打ち上げ)の付番を嫌がったため、NASAは同年から数字とアルファベットの組み合わせによるコード付番方法に変更した。

具体的には、ミッション予算が認められた連邦会計年度(1980年代は年度の末尾1桁、1990年代は年度の末尾1桁に10を加えた2桁)と射場コード (1=ケネディ宇宙センター、2=ヴァンデンバーグ空軍基地)を組み合わせた数字に、当該会計年度における射場別の計画順を示すアルファベットをAから順に付した。コード制によってSTS-11から改称したSTS-41-B(1984年2月3日打ち上げ)の場合、「1984年度連邦会計予算においてケネディ宇宙センター発射の2番目に計画されたフライト」を意味した。これらのコードは打ち上げが最初に計画されたときに割り当てられ、ミッションが遅延または再スケジュールされたときにも変更されなかった。

コード制はチャレンジャー爆発事故をもたらしたSTS-51-L1986年1月28日打ち上げ)まで使用され、STS-51-Lの直前に打ち上げられたSTS-61-C(1986年1月12日打ち上げ)が計画順における最後の実行されたミッションとなった。

チャレンジャー事故に伴うベッグスの長官辞任(1986年2月)に伴い、NASAは1988年のミッション再開以降、連続番号を付番するフライトナンバー方式に戻した。しかし打ち上げ順序に従っていた初期の方式とは異なり、番号は当初の計画順に基づいて割り当てられ、実際の打ち上げ順序とは一致しなかった。コード制への変更前にSTS-33までフライトナンバーがいったん付番されていたことから、再開以降のSTS-26からSTS-33まではかつてのフライトナンバーと区別するため、当初は「再飛行」を意味する接尾辞「R」を付加していたが、のちに表記を取りやめている[2]

即応ミッションのフライトナンバー

2003年STS-107におけるコロンビア号空中分解事故を受けて、NASAは飛行中のスペースシャトルが故障や損傷によって安全に帰還できない場合に備えた救助任務の即応ミッション(Space Shuttle Launch on Need : LON)体制を採ることになり、事故後の初飛行になるSTS-1142005年)以降、この即応ミッションに300番代のフライトナンバー(STS-3xx)を与えた。STS-114およびSTS-1212005年)にはSTS-1152006年)で飛行予定のアトランティスがSTS-300に、STS-115にはSTS-116(同)で飛行予定のディスカバリーがSTS-301に指定された。

さらにSTS-116以降の即応ミッションでは、本来のミッションのフライトナンバーの末尾2桁を付番することになり、STS-116の場合、次のSTS-117で飛行予定のアトランティスがSTS-317に指定された。このほか、ハッブル宇宙望遠鏡の最後の整備ミッションとなったSTS-1252008年)の即応ミッションは、軌道傾斜角の違いから国際宇宙ステーションを一次避難場所とする通常の即応ミッションとは異なる対応が必要となったことから、STS-400のフライトナンバーが与えられた。

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関連項目

参考文献

外部リンク

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