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スーパーアグリ・SA05

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スーパーアグリ・SA05
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スーパーアグリ・SA05 (Super Aguri SA05) はスーパーアグリF1チーム2006年のF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カーである。スーパーアグリのF1デビューマシンであり、アロウズ・A23をベースとする。

概要 カテゴリー, コンストラクター ...
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開発

新規参戦発表から開幕戦までの時間が限られているため、当初は2005年B・A・Rのシャシの流用、もしくは2006年用に本田技術研究所(栃木)が設計したシャシの流用を目論んでいたが、コンコルド協定中の「参戦中のチームのローリングシャシは使用できない」という原則をクリアする説明を見つけられなかったために、この流用は断念された。このあたりの流れは、国際自動車連盟(FIA)会長からアナウンスされた断片的な記事中の発言から、多くの親身になったアドバイスを受けたことが理解されるが、「ホンダのF1チームは名前が変わっただけでその実体は同一である」と言われては如何ともしがたかった。

このため、チーム拠点として確保されていたリーフィールドファクトリーの人脈と技術的なリソースの関係から、2002年アロウズが使用していたシャシである「A23」をベースとし、2006年のレギュレーションに適合させた「SA05」を開幕からの数戦の為に製作することとなった。シーズン当初はメルボルン空港で展示されていたものや、ミナルディオーナーのポール・ストッダートから買い取ったもの、個人所有の「A23」のモノコックを使用していた。「A23」の知的所有権は債権と引き替えにストッダートが保有しており、彼の熱心な勧めと提供があってこの使用が可能となった。佐藤のマシンはストッダート所有だったA23がベース、井出のマシンはメルボルン空港に屋外展示され、約3年間雨風に晒されていたもので、動く状態にまで造り直せたのが奇跡のような代物であった。

2006年用マシンなのに車種名に「05」と付けられていたのは、当初「SA05」は開幕数戦程度の使用にとどめ、本来の2006年用マシン「SA06」を投入する計画だったため。しかし「SA06」の開発が予想以上に遅れ、結局「SA05」は開幕から第11戦フランスグランプリまで使用された。なお、井出用のマシンは、スーパーライセンスが剥奪され代わりにエントリーしたフランク・モンタニーには引き継がれず(モンタニーが井出用のマシンを拒否)、開発テスト用のマシンを改良したものであった。

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スペック

シャシ

エンジン

記録(SA05が出走したレースのみ)

さらに見る 年, No. ...
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