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セフメタゾール

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セフメタゾール
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セフメタゾール(Cefmetazole)セファマイシン系の抗生物質で、通常、第2世代セファロスポリン系に分類される。術後感染予防抗菌薬の1つとして、日本化学療法学会/日本外科感染症学会のガイドラインで推奨されている抗生物質の1つである[1]

概要 IUPAC命名法による物質名, 臨床データ ...


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効能・効果

  • 適応菌種
    • セフメタゾールに感性の黄色ブドウ球菌大腸菌肺炎桿菌、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属(プレボテラ・ビビアを除く)
  • 適応症
    • 敗血症、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、顎骨周辺の蜂巣炎、顎炎

副作用

セフメタゾールの化学構造は、他のいくつかのセファロスポリン系抗生物質と同様に、N-メチルチオテトラゾール(NMTTまたは1-MTT)側鎖を含んでいる。この抗生物質は体内で分解される際に、遊離したNMTTを放出し、低プロトロンビン血症英語版ビタミンKエポキシド還元酵素阻害によるものと考えられる)や、アルデヒド脱水素酵素の阻害による、ジスルフィラム(抗酒薬)で生じるのと同様のエタノールとの反応を引き起こすことがある[2]短腸症候群患者においてビタミンK欠乏による凝固異常を生じた報告がある[3]

抗菌感受性スペクトラム

セフメタゾールは広域セフェム系抗菌薬 (βラクタム系抗生物質)であり,尿路感染症や皮膚感染症の原因菌に対して有効である。放線菌由来であるセファマイシン系の特徴として、嫌気性菌・腸内細菌・ESBLに対する感受性を持つことが多い。以下は、医学的に重要な数種の微生物に対する最小発育阻止濃度感受性データである。

出典

外部リンク

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