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タロサウルス
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タロサウルス(学名:Tharosaurus、「タール砂漠のトカゲ」の意)は、インドのジャイサルメール層から発見され、中期ジュラ紀に生息し、絶滅したディクラエオサウルス科の恐竜の属。タロサウルスは、複数の椎骨と肋骨から構成されるタロサウルス・インディカス(Tharosaurus indicus)1種が含まれる。タロサウルスは、既知の範囲内で最古のディプロドクス上科であり、インドで初めて記載された恐竜である[1]。
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発見と命名

タロサウルスのホロタイプ RWR-241(A–K)は、インド西部ラジャスターン州ジャイサルメール県ジェスワイ近郊のジャイサルメール層で2019年から2021年にかけて発見された[2]。ホロタイプは部分的な頸椎、胸椎、尾椎、および背部肋骨で構成されている[1]。
2023年、スニル・バジパイらはこれらの化石に基づき、ディクラエオサウルス科の新属新種としてタロサウルス・インディカス(Tharosaurus indicus)を記載した。属名の Tharosaurus は、ホロタイプが発見されたタール砂漠への言及と、「トカゲ」を意味するギリシア語の "sauros" を組み合わせたものである。種小名の indicus は、このホロタイプがインドで発見されたことに由来する[1]。
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分類
Bajpai et al. (2023) は、タロサウルスを早期に分岐したディクラエオサウルス科に配置し、インドで進化して後に世界中に広がった系統の名残であると示唆した。タロサウルスは最古のディクラエオサウルス科であり、最古のディプロドクス上科でもある。系統解析における結果は、以下のクラドグラムに示されている[1]。
Diplodocoidea |
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古環境
ジャイサルメール層は、インドのテチス海の堆積層である。この環境から発見された他の恐竜には、歯のみから知られる大型獣脚類とトゥリアサウルス類の竜脚類や[3][4]、鉤爪のみから知られるスピノサウルス科の可能性がある恐竜がいる[5]。
脚注
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