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ターネー・ビル倒壊事故

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ターネー・ビル倒壊事故(ターネー・ビルとうかいじこ)は、2013年4月4日夜(現地時間)、インドマハーラーシュトラ州ムンバイ近郊のターネーで起きた建造物崩壊事故。建設中の7階建てビルが突然トランプジェンガの如く倒壊し、74人が死亡した[1]

概要 ターネー・ビル倒壊事故, 場所 ...

背景

インドでは急増する人口と都市部への集中の亢進から住宅需要が逼迫し、住宅供給が追いつかぬあまり違法建築や粗悪な住宅が大量に建てられる事態となっていた。崩壊した建物もその一つであり、施工業者が正規の免許を持っていなかったばかりか義務付けられていた設計図の当局への提出もされておらず敷地も森林を不法に造成したものだった。加えて事故発生時には建物が完工していない状態(6階までの躯体が完了し7階部分を建設中)で、建設従事者の家族など35世帯が既に建物内に居住していたが居住証明を取得していなかった。しかも同じ様な建物を崩壊したのも含めて8棟建設中だった。

州当局も全く手をこまねいた訳ではなく、リモートセンシングによる違法建築の把握や裁判所や行政による強制撤去などの施策を講じていたが実効性を伴うものではなかった。州議会議員からは欠陥が指摘されていたが当局からは無視され、更に不法建築を告発した建築業者が何者かに暗殺されている。

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脚注

関連項目

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