トップQs
タイムライン
チャット
視点
テトラサイクリン
ウィキペディアから
Remove ads
テトラサイクリンはテトラサイクリン系に属する抗菌薬である。内服薬はアクロマイシンVカプセル、軟膏はアクロマイシンの製品名でサンファーマ製造販売。数種の放線菌から産生された広範囲抗菌性抗生物質。黄色結晶、無臭。塩酸塩(塩酸テトラサイクリン)は黄色結晶性粉末。
Remove ads
薬理
30Sリボゾームサブユニットに作用し、蛋白合成初期複合体の形成を阻害する。
カエル・ウサギの摘出心臓細胞に対して1µg/mLで抑制を示し、ウサギに対し0.05mg/mLで心電図は徐波を示す。ウサギの摘出腸管細胞に対して100µg/mLで亢進を示す。ウサギの血管灌流は10µg/mLで収縮を示す。ウサギに対し0.5mg/kgで血圧低下と呼吸増加を示す。ウサギに対し0.1mg/kgで中枢神経が痙攣を示す[1]。
効能・効果
- <適応菌種>
- <適応症>
上記のブドウ球菌・肺炎球菌などのグラム陽性菌、赤痢菌・大腸菌などのグラム陰性菌、リケッチア・クラミジアなどの感染症に適用。
Remove ads
副作用
長期間使用した場合、消化管障害あるいはビタミンKやビタミンB群欠乏に注意する必要がある。
経時変化によって変質したテトラサイクリンを使用した場合、ファンコーニ症候群の原因になることがある。
従来、乳幼児・小児期には歯牙黄染をきたすため禁忌とされていたが、研究の結果、歯牙黄染がみられなかったため[2]、この添付文書記載を見直す提言がなされている。(歯牙黄染が見られなかったとの報告は、テトラサイクリンではなく、ドキシサイクリンである。)
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads