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デイトナ500

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デイトナ500 (Daytona 500) はNASCARカップシリーズ開幕戦。愛称は"グレート・アメリカン・レース"もしくは"ストックカーレースのスーパーボウル"。開催は2月のワシントン誕生日前日の日曜日。

概要 開催地, 初開催 ...
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概要

要約
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会場となるデイトナ・インターナショナル・スピードウェイのレイアウト
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Aerial view of Daytona International Speedway

1959年にスタートしたこのレースはデイトナで開催される。このコースを200周(1周:2.5mile = 4.023km)500マイル(804.672km)で争われる。2008年で50周年を迎える伝統のレースである。優勝者にはハーレー・J・アール・トロフィーが授与される。2012の大会では日曜日が大雨のため史上初めて月曜日に開催された[1]

1979年に初めてテレビ中継がCBSで放映。2001年からはFOXNBCが持ち回りで放映、2007年からはシーズン前半の放映権をもつFOXが独占放映している。

他のスポーツのオフシーズン中ということもあり、非常に多くの人々が観戦する国民的イベントである。2017年のデイトナ500は平均して1200万人、最大で2300万人が視聴したという[2]。これは同年インディ500の平均120万人、最大560万人を遥かに凌ぐ数字である[3]

予選システム

インディカー・シリーズのインディ500同様、歴史あるレースだけに予選のシステムは独特となっている。

  1. クアーズ・ライト・ポール (グリッド 1 - 2)
    • 直前に行われるスプリント・アンリミテッド後に行われる予選、上位2名がグリッド確定。
  2. カンナム・デュエル (グリッド 3 - 32)
    • 出場選手の(ほぼ)予選順位奇数組と偶数組に分かれて2回で行われる150マイル(60周)レース。バド・ポールで1位2位を獲得した選手がポールシッターを務める。それぞれポールシッターを除く上位15名(合計30名)が決勝進出。2012年までは「ゲータレード・デュエル」、2013年から2015年までは「バドワイザー・デュエル」と呼ばれていた。
  3. 予選成績 (グリッド 33 - 36)
    • まだ決勝に進出決定していない選手の中で、予選速度上位4名が決勝進出。
  4. オーナーポイントシステム (グリッド 37 - 43)
    • 前年の「オーナー」実績をポイント化して、まだ決勝に進出していない上位6もしくは7チームはオーナーポイントシステムで出場が確定される。あくまでも「オーナー」に権利があるので、移籍で新チームに移ると当然このポイントは適用されず、その空いたシートに新人が来るとオーナーポイントでの出場が可能になる。
  5. チャンピオンズ・プロビジョナル (グリッド 37 - 43)
    • 歴代チャンピオンの中で新しい順に行使できる出場権。使用されなかった場合、オーナーポイントシステムでもう1名(合計7名)の出場が可能になる。

オーナーポイントシステムとチャンピオンズ・プロビジョナルで出場確定の選手は予選成績順でグリッド確定。

こうして全43台のグリッドが決まり、全米人気ナンバーワンモータースポーツ内の人気ナンバーワンレースであり、全36戦という長いカップシリーズの開幕戦であるデイトナ500の決勝が開始される。

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歴代優勝者

要約
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さらに見る 年, 決勝日 ...

 –アンドレッティは当時イタリア在住の帰化であり、デイトナ500唯一の外国人優勝ドライバーである。
 – 1980年のレースで、バディ・ベイカーが時速177.602 mph (285.823 km/h)を記録した。
1 – 本来は39番手スタートであったが、予選レース中のクラッシュの後にバックアップカーに乗り換えたことに対するペナルティーとして、43番手スタートに降格。予選レース時にクラッシュし、乗り換えた者は、グリッドが降格されることになっている。2003年からは予選レースと決勝の間のプラクティスで、エンジンを交換した者もグリッド降格をなされることになった。

以下のレースは500マイルより短縮されて行われた。

  • 1965年: 雨により 332.5マイル(133周)で終了。
  • 1966年: 雨により 495マイル (198周)で終了。
  • 1974年: オイルショックのため、レースは90%(450マイル/180周)に短縮された; 競技は21周目から開始された。
  • 2003年: 雨により 272.5マイル (109周)で終了。
  • 2009年: 雨により 380マイル (152周)で終了。

以下のレースはグリーン・ホワイト・チェッカーにより延長されて行われた。 なお、2004年から2009年にかけては、1度しか延長できなかったが、2010年よりは、最高で3回まで許されている。2016年からはNASCARオーバータイムルールが採用されている。

  • 2005年、2006年: 507.5マイル (203周)
  • 2007年、2012年: 505マイル (202周)
  • 2010年: 520マイル (208周) ※203周目と207周目の2度延長。なお、2度延長されたのは、スプリントカップにおいてこのレースが初であった。
  • 2011年: 520マイル (208周) ※2度延長
  • 2018年、2019年: 517.5マイル (207周) ※NASCARオーバータイムが1回適用された。
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関連項目

脚注

外部リンク

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