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デヴィッド・ボードウェル

アメリカ合衆国の映画理論家、映画史家 ウィキペディアから

デヴィッド・ボードウェル
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デヴィッド・ジェイ・ボードウェルDavid Jay Bordwell , 1947年7月23日 - 2024年2月29日)は、アメリカ合衆国映画理論家映画史家である[2]

概要 デヴィッド・ボードウェルDavid Bordwell, 生誕 ...
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人物

1974年にアイオワ大学で博士号を取得して以来、『創作映画のナレーション』(1985年)[3]、『小津安二郎 : 映画の詩学』(1988年)[4]、『意味をつくる』(1989年)[5]、『映画スタイルの歴史』(1997年)[6]を含む、映画に関する15冊以上の著作を発表している[7]

ボードウェルは妻のクリスティン・トンプソン英語版と共に、『映画芸術』(1979年)[8]と『映画史』(1994年)[9]という教科書を書いている。『映画芸術』は、2020年時点で12版が出ているが[10]、映画講座の入門テキストとして使い続けられている。美学哲学者ノエル・キャロルと共に、ボードウェルはアンソロジー『ポスト・セオリー:映画学の再構築』(1996年)[11]を編集したが、これは現代の映画理論のあり方について論じたものである。彼のこれまでで最も大きな著作は『古典的ハリウッド映画:1960年までの映画スタイルと制作モード』(1985年)[12]で、トンプソン及びジャネット・スタイガー英語版との共著である。彼の理論、物語、そしてスタイルについての論文で影響力のあるものは、『映画の詩学』(2007年)[13]にまとめられており、このタイトルは、ボリス・エイヘンバウムが1927年に編集した有名なロシアの形式主義的映画理論書『映画の詩学』へのオマージュとして名付けられた。

ボードウェルは映画学の教授としてのキャリアのほとんどをウィスコンシン大学マディソン校で過ごし、現在はジャック・ルドゥー映画講座教授とコミュニケーション芸術学科名誉教授を務めている。彼の元で学位論文を書いた著名な学者には、エドワード・ブラニガン、マレー・スミス、そしてカール・プランティガがいる。ボードウェルとトンプソンはブログ「映画芸術観察」[14]を運営し、彼らの近年の考察を発表している。

2024年2月29日に死去。76歳没[15]

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経歴

アーカイヴ

35ミリフィルムプリント100点以上からなるデヴィッド・ボードウェル・コレクションは、アカデミー・フィルム・アーカイヴ英語版に保存されており、特に香港の所蔵品は注目に値する[16]

著作

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映画理論について講義するボードウェル
藤木秀朗監訳, 飯岡詩朗, 板倉史明, 北野圭介, 北村洋, 笹川慶子訳、名古屋大学出版会, 2007.9 NDL

主要論文

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脚注

外部リンク

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