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ニック・アダムス

アメリカの俳優 (1931-1968) ウィキペディアから

ニック・アダムス
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ニック・アダムス[注釈 1](Nick Adams、本名:Nicholas Aloysius Adamshock、1931年7月10日[3][4][5] - 1968年2月7日[5])は、アメリカ合衆国俳優セント・ピーターズ・カレッジ卒。

概要 ニック・アダムス Nick Adams, 本名 ...
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来歴

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人物・エピソード

日本映画でのエピソード

  • 日本では、『フランケンシュタイン対地底怪獣』などの特撮映画への出演で特に知られる[2][4]。当時の「東宝新聞」[要文献特定詳細情報]では来日した彼について、「よく肥っており、明るい性格」とされ、撮影所では「ミフネ(三船敏郎)に会うのが夢だ」として、撮影所内を歩き回る姿が報じられている。日本語は出来なかったが[6]本多猪四郎監督も、「非常に勘がよく、演出しやすい俳優だった」と述懐している。『怪獣大戦争』で日本語吹き替えがつけられる際には、共演者の土屋嘉男に三船が声を当てるよう頼んだという[7]
  • 同列のSF映画で日本に招かれたラス・タンブリンジョゼフ・コットンなどのハリウッド俳優らが日本人スタッフと交わろうとせずに反発を受けたのに対し、ニックは積極的に交流を図り、共演者らにも人気があった[7][4][注釈 3]。日本文化にも興味を示し、日本食も進んで口にした。ダイエット中と言いながら日本食を食べまくっていたといい、ズボンのサイズが合わなくなり、『怪獣大戦争』の劇中で何度もズボンを引っ張り挙げる仕草が見られる。『フランケンシュタイン対地底怪獣』のロケでは、昼食を抜いてコーヒー1杯だけで済ませていたが、撮影中に倒れてしまい、その後豚汁を美味そうにすすっていたという[7]
  • 『怪獣大戦争』の際には、妻帯者であるにもかかわらず水野久美に映画の役柄そのままに「妻とは離婚するから、結婚しよう」としつこく迫ったという[7][9][10][注釈 4]。当時ニックは離婚協議の泥仕合の最中であり、後に娘のアリソンは、このことが帰国後、父の離婚の原因のひとつになったとコメントしている[要出典]。水野は、ニックについてラブシーンに慣れており、自然な雰囲気作りが上手かったと評している[11]
  • 『怪獣大戦争』の宣材写真では、ゴジラや共演者(水野久美ら)と共に「シェー」のポーズをとっている[12]
  • 土屋嘉男とは特に息が合い[4]、土屋からは女性に対しての挨拶として「もうかりまっか?」、朝の挨拶として「ああ、腹減ったなあ」などの日本語を冗談で教えられ、あちこちでこれを使っていたという[6][13]。他の共演者らはニックが片言の日本語で場を和ませていたと述懐している[14][15]。離日時には土屋からサインを貰い、「大事に家に飾っておくよ」と約束した。土屋は本気にしていなかったが、数年後、田中友幸が訪米した際にニックの自宅を訪ねたところ、本当に飾ってあったという[6][13]
  • 『怪獣大戦争』で共演した宝田明も、ニックを新宿へ遊びに連れて行っており、ニックの帰国後に映画『南太平洋』のスコアを送ってもらうなど交流があったという[16]。撮影では、それぞれ自国語を用いていたが、脚本の内容が頭に入っており、動きを合わせるだけで苦労はなかったという[17]
  • ゴジラのスーツアクターを務めた中島春雄は、ニックから記念硬貨を貰い、後年でも持っていると語っていた[14]
  • 書籍『ゴジラ大百科 [メカゴジラ編]』では、ニックの存在が東宝怪獣映画に国際色とユーモア感覚を与えたと評している[18]
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主な出演作品

映画

テレビドラマ

  • アウター・リミッツ 第27話「宇宙の決闘」(1963年?) - マイク・ベンソン役
  • ワイルド・ワイルド・ウエスト(1966年 - 1968年)
  • コンバット!(第147話「怪しい兵隊」The Masquers) - 脱走兵マーティ・ロバーツ役

テレビ番組

脚注

参考文献

外部リンク

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