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ハコネウツギ

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ハコネウツギ
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ハコネウツギ(箱根卯木[4]・箱根空木[5]学名: Weigela coraeensis)とはスイカズラ科の植物の1種[6]。別名でベニウツギ[1]、ゲンペイウツギ[4]ともよばれる。ゲンペイは源平で、すなわち花の色がはじめ白色だが、のちに紅色になることからそう呼ばれる[7]標準和名は、箱根に多いとして付けられた名であるが、箱根に限らず日本列島の太平洋側に自生している[8]。ウツギは漢字で卯木あるいは空木と書くが、卯木は卯月(陰暦4月、陽暦5月)に咲くからといわれ、空木は小枝が中空なのでその名がついたものである[8]

概要 ハコネウツギ, 分類 ...
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分布・生育地

日本の北海道南部から九州まで分布する[9][5]。海岸近くに自生するが、公園樹庭木垣根などにも植えられる[9][5]。「箱根」と名につくが、神奈川県箱根には自生しない[9]

特徴

落葉広葉樹低木から小高木で、高さ4メートル (m) になる[9]。樹形はよく株立ちするが、老木になると主幹が太くなり、上方で枝がよく生い茂る[5][6]樹皮は灰褐色で、一年枝は褐色で縦長の皮目がある[5]。枝は弓なりになって伸びるのが特徴的である[5]。枝が古くなると灰褐色となり、稜ができる[9]。葉は対生し、長さ8 - 16センチメートル (cm) の広楕円形から広倒卵形で、裏面の葉脈に沿って毛がある[9]葉縁には鋸歯がある[9]

花期は5 - 7月[9]。枝先と葉腋にを1 - 3個ほど咲かせ、白い花が次第に赤へと変化する[9][6]花冠は長さ30 - 40ミリメートル (mm) の漏斗状で、ニシキウツギに似ているが、花冠の筒部は中央から急に太くなる点で異なる[9]。果期は10 - 11月[9]果実は長さ約3 cmほどある[9]

冬芽は、芽鱗が多数つき、頂芽側芽より大きく、側芽は枝に伏生する[5]。側芽のわきにつく葉痕は、三角形や倒松形で維管束痕が3個つき、両側から稜が出る[5]

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脚注

参考文献

関係項目

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