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ハプログループJ (Y染色体)
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ハプログループJ-M304 (Y染色体)(ハプログループJ-M304〈Yせんしょくたい〉)、系統名称ハプログループJとは、分子人類学で用いられる、人類のY染色体ハプログループの分類のうち、IJのサブクレード(細分岐)の一つで、「12f2.1, L134, M304, P209, S6/L60, S34, S35」の変異で定義づけられる系統である。約48,000年前に誕生した。
下位系統
大きくJ1とJ2にわかれる。J1はアラブ人に多くみられ、アラビア半島や北アフリカで多い。J2は肥沃な三日月地帯からトルコ、ヨーロッパの地中海沿岸、中央アジア、南アジアなどに多い。J1は南東人種、J2はアルメノイドの分布と概ね相関している。コーカサスでは民族や地域間の差が大きいが、全体的に見ればJ1もJ2も多い地方の一つとして挙げられる。
- J
- J* -
- J1 L255, L321/PF4646, M267/PF4782
- J2 M172/Page28/PF4908, L228/PF4895/S321
(系統はHaplogroup Tree 2015 Version: 10.26 Date: 10 April 2015による。)
割合
J*
J1系統
イエメン76%[3][4]、サウジアラビア64%、クウェート58%[5]、ダゲスタン56%[6]、アルジェリア35%[7]、イラク33%[7]、チュニジア31%[8]、リビア30.5%[9]、シリア30%、エジプト20%[10]、アシュケナジーユダヤ人20%[7]など。
J2系統
イングーシ人88.8%[11]、グルジア北東部72%[12]、チェチェン人56.7%[11]、イタリアCentral Marche 35.6%[13]、ウイグル人34%[14]、ウズベク人30.4%、キプロス30-37%[15]、レバノン30%[16]、イラク(アッシリア人、マンデ人、アラブ人)29.7%[17]、シチリア島22.6%[16]、アゼルバイジャン人24%-48%、シリア22.5%、クルド人24-28%、イラン人23%[18]、トルコ24.6%[16]、ギリシャ・クレタ島35%[16]、アシュケナジーユダヤ人24%、セファルディーユダヤ人29%、ドラヴィダ人(カースト)19%[19] など。
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脚注
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