トップQs
タイムライン
チャット
視点
ハリーとトント
ウィキペディアから
Remove ads
『ハリーとトント』(原題: Harry and Tonto)は、1974年製作のアメリカ映画。
第47回アカデミー賞において、アート・カーニーが主演男優賞を受賞し、ポール・マザースキーとジョシュ・グリーンフェルドが脚本賞の候補となっている。
あらすじ
72歳のハリーは、妻に先立たれ3人の子供達も独立しており、マンハッタンのアパートに愛猫トントとともに暮らしていた。しかし、区画整理の為にアパートから強制的に立ち退かざるを得なくなり、長男バートの家へ移り住むことになるも、そこに馴染むことができず、娘のシャーリーを尋ねる為、トントを連れてシカゴへ向かう決心をする。
トントが原因で飛行機にもバスにも乗ることが出来なくなったが、中古車を買い旅を続けることで、様々な人と出会うことになり・・・
キャスト
Remove ads
製作・キャスティング
ポール・マザースキー監督はハリー役に有名俳優を起用したいと考え、ローレンス・オリヴィエ、既に引退したケイリー・グラントに出演依頼をしたがいずれも断られた。一方プロデューサー側は興行的に失敗する場合も想定してギャラの安いテレビ俳優を希望しており、そこでマザースキーの目に留まったのがたまたま鑑賞した舞台に出演していたアート・カーニーだった[2]。
カーニーは台本を気に入ったものの、72歳のハリーよりも16歳も年下なので断ろうとした。が、マザースキーは第二次大戦で負傷した彼の歩き方がこの役に合ってると思い彼を説得した。カーニーは当時56歳で、息子役のラリー・ハグマンと13歳、娘役のエレン・バースティンと14歳しか離れていない[3]。
トント役には2匹のトラネコが使われた。カーニーは動物が好きではなかったが、動物訓練士がカーニーの周囲に生レバーを置いて猫が近付くよう訓練するとそのうち何も与えなくても懐くようになり、カーニーも次第に愛情を感じるようになったという[4]。撮影が終わってマザースキーが2匹を引き取ることになったが妻が猫アレルギーと判明し断念した[5]。
映画のラスト、サンタモニカビーチで砂の城を作る少女はジル・マザースキー。マザースキー監督の娘である[6]。
映画賞
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads