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ヒモハゼ

ハゼ科の魚の一種 ウィキペディアから

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ヒモハゼ(紐鯊、Eutaeniichthys gilli)は、細長いハゼの一種である。西表島の個体とそれ以外の個体は、遺伝的差異が大きい[1]

概要 ヒモハゼ, 保全状況評価 ...
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分布

本州青森県陸奥湾以南[2])・岩手県秋田県福島県栃木県千葉県東京都神奈川県静岡県愛知県三重県和歌山県大阪府兵庫県岡山県広島県山口県富山県の沿岸、四国の沿岸、九州五島列島屋久島種子島対馬瀬戸内海の島々、奄美大島石垣島西表島朝鮮半島西部 - 南部、中国遼寧省。河口域や内湾の砂泥から砂礫底の、ニホンスナモグリアナジャコなどの無脊椎動物生息孔に入ってくらす[1]

形態

全長5 - 7cm。頭は側扁し小さく、体はヒモのように細長い。吻は上唇を覆う。第一背鰭は非常に小さく、3棘しかない。第二背鰭は基底が長い。臀鰭基部は第二背鰭基部より大きく後方にある。体側に1本の暗色縦帯がある[1]

生態

繁殖期は5 - 8月。ニホンスナモグリアナジャコヨコヤアナジャコ等の生息孔を生息場や産卵場として利用することが知られている[3]

保全状況

保全状況は全国的に悪くなっており、その要因として、埋立や護岸整備,ダムや堰などによる土砂供給量の減少に伴う干潟面積の減少や底質の変化、底質の有機汚濁などが挙げられる。準絶滅危惧(NT)環境省レッドリストに指定されている[1]

脚注

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