トップQs
タイムライン
チャット
視点
ファイストスの円盤文字 (Unicodeのブロック)
ウィキペディアから
Remove ads
ファイストスの円盤文字(ファイストスのえんばんもじ、英語: Phaistos Disc)は、Unicodeの170個目のブロック。
解説
ギリシャのクレタ島南岸に位置する古代都市ファイストスの宮殿の遺跡で見つかったファイストスの円盤に刻まれていた未解読文字を収録している[1]。
書字方向は実際の記録では円盤に刻まれているため渦巻き状に外側から中央に向かって書かれたと推測されているが、ファイストス文字について論じるテキストの圧倒的多数は左から右への文字 (ラテン文字、ギリシャ文字、キリル文字) を使用しているため[2]、Unicode上はこれらの文字体系と同様に左から右への横書き(左横書き)として定義されている[3]。
解読や研究の際により簡易に議論を行えるようにする目的でUnicodeへの追加提案がなされ[2]、Unicodeのバージョン5.1において初めて追加された。
収録文字
Remove ads
小分類
このブロックの小分類は「記号」(Signs)、「結合ストローク」(Combining stroke)の2つとなっている[1]。
記号(Signs)
この小分類には基本的な記号が収録されている。
結合ストローク(Combining stroke)
この小分類には他の記号に結合する、文字幅を持たない結合文字1文字のみが収録されている。
収録却下文字
本ブロックの提案文書では、現在含まれている文字に加えて、テキストの開始位置に書かれたビーズ状の点が付いた縦線の形状をしたPHAISTOS DISC SIGN START OF TEXTと、いくつかの文字の塊を分割している単純な縦線の形状をしたPHAISTOS DISC SIGN SEPARATORの二つの約物が含まれていた[2]が、これらは追加が却下されており、現在本ブロックにはそれらの文字は含まれていない。
文字コード
ファイストスの円盤文字(Phaistos Disc)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+101Dx | 𐇐 | 𐇑 | 𐇒 | 𐇓 | 𐇔 | 𐇕 | 𐇖 | 𐇗 | 𐇘 | 𐇙 | 𐇚 | 𐇛 | 𐇜 | 𐇝 | 𐇞 | 𐇟 |
U+101Ex | 𐇠 | 𐇡 | 𐇢 | 𐇣 | 𐇤 | 𐇥 | 𐇦 | 𐇧 | 𐇨 | 𐇩 | 𐇪 | 𐇫 | 𐇬 | 𐇭 | 𐇮 | 𐇯 |
U+101Fx | 𐇰 | 𐇱 | 𐇲 | 𐇳 | 𐇴 | 𐇵 | 𐇶 | 𐇷 | 𐇸 | 𐇹 | 𐇺 | 𐇻 | 𐇼 | 𐇽 | ||
注釈
|
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
出典
関連項目
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads