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フィルム・ノアール〜銀幕への想い

カーリー・サイモンのアルバム ウィキペディアから

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フィルム・ノアール〜銀幕への想い』(原題:Film Noir)は、アメリカ合衆国シンガーソングライターカーリー・サイモン1997年に発表した17作目のスタジオ・アルバム

概要 『フィルム・ノアール〜銀幕への想い』, カーリー・サイモン の スタジオ・アルバム ...
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背景

サイモンのキャリアにおいて『トーチ』(1981年)、『マイ・ロマンス』(1990年)に続く3作目のスタンダード集に当たる[3][4]。「トゥー・スリーピー・ピープル」はジョン・トラボルタとのデュエット曲となっている[4][5]。「サムホエア・イン・ザ・ナイト」は、オリジナルCDのブックレットではジョセフ・マイロウとマック・ゴードン英語版の共作と誤記されているが、実際にはビリー・メイ作曲によるテレビドラマ『Naked City』のテーマ曲で、1961年にミルトン・ラスキンにより歌詞が付けられた同名異曲である[4]

リリース後の1997年10月には、本作の制作過程を紹介した30分のドキュメンタリー・フィルム『Songs in Shadow: The Making of Carly Simon's 'Film Noir'』が公開され、サイモンに加えてジミー・ウェッブヴァン・ダイク・パークスも出演した[6]

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反響・評価

母国アメリカでは1997年10月4日付のBillboard 200で初登場84位となり、合計8週トップ200入りした[2]第40回グラミー賞では本作が最優秀トラディショナル・ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞にノミネートされ[7]、収録曲「ローラ」を編曲したアリフ・マーディンは最優秀インストゥルメンタル編曲賞(ボーカルあり)にノミネートされた[8]

Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「サイモンの歌声は、必ずしもこうした曲に合っているとは言えないが、それでも十分な成果を挙げている」と評している[5]

収録曲

  1. ユー・ウォント・フォゲット・ミー - "You Won't Forget Me" (Kermi Goel, F. Speilman) - 2:52
  2. いつもさよならを - "Ev'ry Time We Say Goodbye" (Cole Porter) - 4:35
  3. リリ・マルレーン - "Lili Marlene" (M. David, Norbert Schultze, H. Leip) - 3:42
  4. ラスト・ナイト・ホエン・ウイ・ワー・ヤング - "Last Night When We Were Young" (Edgar Yip Harburg, Harold Arlen) - 4:43
  5. スプリング・ウィル・ビー・ア・リトル・レイト・ディス・イヤー - "Spring Will Be a Little Late This Year" (Frank Loesser) - 3:36
  6. フィルム・ノアール - "Film Noir" (Carly Simon, Jimmy Webb) - 3:36
  7. ローラ - "Laura" (Johnny Mercer, David Raksin) - 4:47
  8. アイム・ア・フール・トゥ・ウォント・ユー - "I'm a Fool to Want You" (Frank Sinatra, Joel Herron, John Wolf) - 3:34
  9. フールズ・コーダ - "Fools Coda" (Torrie Zito) - 1:14
  10. トゥー・スリーピー・ピープル - "Two Sleepy People" (F. Loesser, Hoagy Carmichael) - 3:39
  11. ベッドで煙草を吸わないで - "Don't Smoke in Bed" (Willard Robison) - 2:56
  12. サムホエア・イン・ザ・ナイト - "Somewhere in the Night" (Milton Raskin, Billy May) - 3:29

参加ミュージシャン

  • カーリー・サイモン - ボーカル(all songs)、バックグラウンド・ボーカル(on #2, #3, #4, #6)
  • ジョン・トラボルタ - ボーカル(on #10)
  • ジミー・ウェッブ - ピアノ(on #2, #3, #5, #6, #8, #12)、オルガン・ソロ(on #2)、オーケストラアレンジ(on #6, #12)、指揮(on #6, #8, #12)
  • ヴァン・ダイク・パークス - オーケストラ・アレンジ&指揮(on #1, #2, #11)
  • トリー・ジトー - オーケストラ・アレンジ(on #4, #8, #9)、指揮(on #4, #9)
  • アリフ・マーディン - オーケストラ・アレンジ&指揮(on #7)
  • マイケル・コサリン - ピアノ(on #1, #10, #11)
  • ラス・カソフ - ピアノ(on #4, #7, #12)
  • ティース・ゴール - キーボード(on #1, #2, #4, #6, #7, #8, #11, #12)
  • ピーター・カロ - ギター(on #1, #2, #4, #7, #11, #12)、アコースティック・ギター(on #6)
  • ジェフ・ペヴァー - マンドリン(on #3)、ギター(on #5, #6)
  • デヴィッド・フィンク - アコースティック・ベース(on #1, #2, #4, #7, #11, #12)
  • ゼヴ・カッツ - エレクトリックベース(on #6)
  • ビリー・ワード - ドラムス(on #1, #2, #4, #7, #11, #12)
  • ショーン・ペルトン - ドラムス(on #6)
  • ドミニク・コルテス - アコーディオン(on #3)
  • リチャード・ロッカー - チェロ・ソロ(on #6)
  • エレナ・バレレ - コンサートマスター(on #1, #4, #6, #8, #9, #11, #12)
  • バリー・フィンクレア - コンサートマスター(on #2, #7)
  • ベン・テイラー - バックグラウンド・ボーカル(on #2, #4, #6)
  • ミンディ・ジョスティン、ジル・デラベイト - バックグラウンド・ボーカル(on #3)
  • ケヴィン・ディシモン、アル・ダナ、ケヴィン・オズボーン、レニー・ロバーツ、ダリル・トゥークス - バックグラウンド・ボーカル(on #10)
  • ディック・バーク - バックグラウンド・ボーカル・アレンジ(on #10)
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脚注

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