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フリオ・ジョーンズ

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フリオ・ジョーンズ
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クイントリス・ロペス・ジョーンズ・ジュニアQuintorris Lopez "Julio" Jones,Jr.1989年2月8日 - )は、アメリカ合衆国アラバマ州フォーリー出身のアメリカンフットボール選手。ポジションはワイドレシーバー(WR)。プロボウルに7回出場している。

概要 Julio Jones, 基本情報 ...
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経歴

要約
視点

プロ入りまで

高校時代はワイドレシーバーとディフェンシブエンドとしてプレーした。高校3年次の2006年には75回のレシーブで1306ヤードを獲得、16TDをあげた。2007年にルイジアナ州バトンルージュで行われたナイキキャンプでは40ヤード走で4.55秒、垂直跳びで98.0cmを記録した。アメリカンフットボール以外にもバスケットボール陸上競技チームにも所属しており、走幅跳で7m40cm、三段跳で14m52cmを記録するなど、2006年、2007年の州のチャンピオンとなった。走高跳でも1m98cmを記録、州の2007年屋内チャンピオンとなっている。短距離走でも100m走で自己ベスト11秒13を記録した。

Rivals.comからは5つ星をつけられ、2008年の全米ナンバーワンWRに評価された[1]。2008年2月6日、アラバマ大学に進学することを公表した。

1年次の2008年より彼は活躍、全米3位のジョージア大学との対戦では5回のレシーブで94ヤードを獲得、22ヤードのTDレシーブをあげた。ライバル校のテネシー大学戦では6回のレシーブで103ヤードを獲得した。さらに2週後の全米16位のルイジアナ州立大学戦では7回のレシーブで128ヤードを獲得、オーバータイムには23ヤードの決勝TDパスをキャッチした。フロリダ大学とのサウスイースタン・カンファレンス選手権では64ヤードのTDパスをキャッチするなど活躍したが、チームは20-31で敗れた。この年彼58回のレシーブで924ヤードを獲得、4TDをあげて、カンファレンスのセカンドチーム及び最優秀新人に選ばれた。1年目の活躍に対してESPNダラス・カウボーイズで活躍したマイケル・アービンと比較を行った。またNFLのスカウトはアリゾナ・カージナルスラリー・フィッツジェラルドとの比較を行った。

2年次の2009年にはジョージアドームで行われたバージニア工科大学との開幕戦ではこの年ハイズマン賞を受賞するマーク・イングラム・ジュニアによるラン攻撃で相手を圧倒するなど、4回のレシーブで46ヤードを獲得するにとどまった。シーズン初TDをあげたのは9月下旬のことであった。メディアからは2年目のジンクスと書き立てられたが、ルイジアナ州立大学戦で決勝となる73ヤードのTDレシーブをあげるなど、102ヤードを獲得、オーバーン大学では第4Qに同じドライブで、3回の第3ダウンを更新するキャッチを成功するなどの活躍を見せた。

チームはレギュラーシーズンを12戦無敗で終え、カンファレンス選手権でフロリダ大学を32-13、BCSナショナル・チャンピオンシップ・ゲームテキサス大学を37-21で破り、カレッジフットボール全米チャンピオンとなった。

3年次の2010年は78回のレシーブで1133ヤードを獲得、7TDをあげた。3シーズンで彼は大学歴代2位の179レシーブ、2653ヤード、歴代4位の15TDをあげた。この年彼はチームメートのマーク・バロンマーセル・ダリウスバレット・ジョーンズとともに、AP通信よりオールアメリカンに選ればれた[2]

2011年1月7日、彼はチームメートのマーク・イングラム・ジュニアグレッグ・マッケロイマーセル・ダリウスとともに、最終学年には進学せずにNFLドラフトにアーリーエントリーすることを決定した。

大学での通算成績

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アトランタ・ファルコンズ

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2012年のプレーオフ

2011年のNFLドラフト1巡全体6位でアトランタ・ファルコンズに指名された。彼の指名をするため、ファルコンズはトレードアップを行い、2011年の1巡27位、2巡59位、4巡124位、2012年のドラフト1巡、4巡の5つの指名権をクリーブランド・ブラウンズに渡した[4]。同年7月28日、4年1620万ドルの契約を結んだ。第9週のインディアナポリス・コルツ戦でプロ初TDをあげた。この年54回のレシーブ(新人3位)で959ヤード(新人2位)を獲得、新人最多の8TDをあげた。

2012年、79回のレシーブで1198ヤードを獲得、10TDをあげて、初のプロボウルに選ばれた。この年チームメートのロディ・ホワイトも1000ヤード以上を獲得、ファルコンズにとっては第33回スーパーボウルに進出した1998年以来2人のレシーバーが1000ヤード以上を獲得したシーズンとなった。チームは13勝3敗でNFC第2シードでプレーオフに進出した。ディビジョナルプレーオフのシアトル・シーホークス戦では試合最後のプレーでヘイルメアリーパスをインターセプトした。

2013年、第5週のニューヨーク・ジェッツ戦での足の負傷により、10月9日シーズン残り試合を欠場することが発表された。

2014年4月29日、ファルコンズは5年目の契約オプションを行使した[5]。第13週の試合では10回のレシーブで自己ベストとなる189ヤードを獲得した。翌週のグリーンベイ・パッカーズとのマンデーナイトフットボールではその記録を更新する259ヤードを獲得した。この年1試合を怪我で欠場したものの104回のレシーブでチーム記録となる1593ヤードを獲得した[6]

2015年8月29日、ファルコンズと5年7150万ドル(保証額4700万ドル)の契約を結んだ。この年2012年にカルビン・ジョンソンが記録した1964ヤードに次ぐ、NFL史上2位となる1871ヤードを獲得した。またピッツバーグ・スティーラーズアントニオ・ブラウンと並ぶNFLトップの136回のレシーブを記録、レシーブ回数も2002年インディアナポリス・コルツマービン・ハリソンが記録した143回に次ぐNFL歴代2位の記録であった。3度目のプロボウルに選ばれるとともに、オールプロファーストチームにも初めて選出された。この年の活躍でNFLトップ100選手の8位にランクされた[7]

2016年、第4週のカロライナ・パンサーズ戦では12回のレシーブで300ヤードを獲得、1TDをあげた。NFLの試合で300ヤード以上獲得したのはジョーンズで6人目のことであった。この試合でQBマット・ライアンは503ヤードを獲得した[8]。この年彼は83回のレシーブで1409ヤードを獲得、6TDをあげて、3年連続4回目のプロボウルに選ばれるとともに、オールプロファーストチームにも2年連続で選ばれた[9]ニューイングランド・ペイトリオッツとの第51回スーパーボウルでは4回のレシーブで87ヤードを獲得、チームは28-34で敗れてスーパーボウルリング獲得はならなかった。

2018年11月のクリーブランド・ブラウンズ戦で104試合目の出場にして、レシーブ獲得10000ヤードを超えた。これはNFL史上最速の記録であり、これまでの記録保持者は、115試合目で達成したカルビン・ジョンソンであった[10]

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2019年のジョーンズ

2019年シーズン開幕前に3年6,600万ドルでファルコンズと契約延長した[11]。 このシーズンでは、第4週のテネシー・タイタンズ戦で通算127試合目にしてレシーブ獲得が11000ヤードを超え[12]、第16週のジャクソンビル・ジャガーズ戦では142試合目にしてレシーブ獲得12000ヤードを超えた。いずれもNFL史上最速の記録となっている[13]

2020年はハムストリングの怪我の影響もあり[14]、9試合の出場に留まった。ジョーンズはこのシーズン終了後にファルコンズを退団する意向を示した[15]

テネシー・タイタンズ

2021年6月、ドラフト指名権とのトレードでテネシー・タイタンズへ移籍した[16]

シーズンでは怪我に悩まされ、10試合の出場に留まり、パスキャッチ31回・434獲得ヤード・レシーブTD1回はそれぞれキャリアワーストの数字であった。 2022年3月16日にリリースされた[17]

タンパベイ・バッカニアーズ

2022年7月27日にタンパベイ・バッカニアーズと1年契約を結んだ[18]

フィラデルフィア・イーグルス

2023年10月17日にフィラデルフィア・イーグルスと1年契約を結んだ[19]

引退

2024年シーズンはどのチームとも契約せず、2025年4月に引退を発表した[20]

レギュラーシーズン

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  • 2021年度シーズン終了時
  • 太字は自身最高記録
  • は各年度のリーグ最高記録
  • はNFL記録

ポストシーズン

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脚注

外部リンク

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